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【EC初心者必見】SEOメディアとは?アフィリエイト広告の王道を1から解説!

【EC初心者必見】SEOメディアとは?アフィリエイト広告の王道を1から解説!

  • 2022/08/26
  • 2024/03/04

アフィリエイト広告集客の大きな要であるSEOメディア。
SEOメディアという言葉なら聞いたことがある人はいるかと思いますが、実はSEOメディアにも様々な種類があることをご存知でしょうか?

今回のコラムでは、
「SEOメディアがそもそも何か知らない」
「SEOメディアに掲載したいが、どうすれば良いのか分からない」
「SEOメディア掲載にあたっての注意点を知りたい」

といった方向けに、アフィリエイト広告とSEOメディアについて詳しく解説します。

アフィリエイトの広告効果を最大限引き出すためには、SEOメディアの存在が必要不可欠と言っても過言ではないので、是非最後までご覧ください。

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SEOメディアの現状・今後

アフィリエイト広告とは

まずアフィリエイト広告の収益の流れをおさらいしましょう。

アフィリエイト広告とは、WEB広告と言われるプロモーション方法の1種です。

収益の仕組みとしては、メディア(=媒体、アフィリエイター)が作成したブログや比較サイト、SNSなどに掲載されている広告をクリックしたのち、広告主サイトのサービス・商品に対し申込み・購入といった特定のアクションを行うことで成果が発生します。広告主はその成果に応じてASP経由でメディアに報酬を支払う流れとなっています。

アフィリエイト広告の仕組み図

アフィリエイト広告は、掲載やクリックのみでは広告費が発生しないため「成果報酬型広告」と呼ばれています。広告主は無駄な広告費を抑えることで、少ないリスクで始めることが出来ます。そのため知名度の高い大手企業のサービスから、リリースして間もない新サービスまで、幅広い広告主にとって導入しやすい広告といえます。

またメディアとしてはアフィリエイト広告のプラットフォームであるASPに無料登録したのち、自身のWEBサイトやSNSに広告素材を掲載する形式となるため気軽に始めやすい点も特徴です。

SEOメディアとは

SEOメディアとはアフィリエイト広告で集客を行うメディアのうち、SEO (検索エンジン最適化)つまりGoogleなどの検索エンジンからの流入を主体としたメディアを指します。

SEOメディアは検索キーワードの意図に沿った様々な記事を作成することでユーザーを自サイトに誘導し申込みや購入を促します。

検索順位が高ければ高いほどクリック率は高い傾向にあり、seoClarity(SEOクラリティ)が2021年11月に公開した調査によれば、日本での全検索の42.06%(※1)が、1ページ目でクリックを行っていると言われています。(1位表示の場合、クリック率は13.94%)

そのためSEOメディアは上位表示を競って毎日新たな記事作成やコンテンツの見直しを行っています。

グラフ:検索順位とCTRの推移

アフィリエイト広告とSEOメディアの関係性と今後

SEOによる集客は、購買見込みの高いユーザーを自サイトに誘導することができるため、アフィリエイト広告と好相性といえます。またリスティング広告やディスプレイ広告といった出稿費用もかからないため、有力なキーワードで上位表示されれば非常に高い収益性が期待できます。

しかし有力キーワードはメディア間の競争率も高く、昨今では検索結果の改善を目的に実施されるGoogleコアアップデートにより上位表示への難易度も上がってきています。

そのため今後のSEOメディアは有力キーワードに正面から挑むのではなく、いかにライバルとは異なる切り口のキーワードで独自性を発揮し、ユーザーの検索意図を満たすかが鍵となってくるでしょう。

SEOメディアの特徴

SEOメディアは集客しているキーワードによって特徴が異なっています。それぞれの違いを見てみましょう。

ビッグキーワード系:「脱毛」などのジャンル単体や「〇〇+比較、おすすめ」など

グラフ:ビッグキーワードの検索ボリュームと収益性の推移

ビッグキーワード系メディアは例えば「脱毛」「転職」といった一般名詞一語のみ、もしくは「〇〇 比較」「〇〇 おすすめ」のようなキーワードから集客を行うメディアを指します。

上記のキーワードはユーザーが日常的に検索しやすいため圧倒的な流入数と収益性が期待でき、ジャンルによっては月間で数千万単位の売上も見込めます。

そのためビッグキーワードで検索上位となっている記事はサイトの見やすさ、記事チェック体制、SEOライティングのノウハウなどを研究した法人メディアが多く参入しています。メディア以外にも企業サイト、Amazonなどのショッピングサイトがあったりと、相当に強力な競合サイトがひしめく状況です。

ビッグキーワード系での集客は1記事単体ではなく、特にサイト全体の質も含めて実績を積み重ねていく必要があり、ある種SEO集客のゴールともいえます。

一方デメリットとして、新たなGoogleコアアップデートなどで検索順位が変動した際の影響が大きいことも特徴です。中にはビッグキーワード系でのみ集客していたメディアがアップデートによって検索上位圏外となり突如売上が10分の1ほどになるケースなどもあります。

広告主としてはビッグキーワード系メディアだけに予算投下するのではなく、ミドル、スモール系キーワードメディアもバランスよく配分することが安定的な運用に繋がります。

ミドルキーワード系:都道府県特化や年代特化、ずらしキーワード系など

グラフ:ミドルキーワードの検索ボリュームと収益性の推移

ミドルキーワード系メディアはビッグキーワード系で紹介していた内容から追加要素があったり、言い回しや切り口を変えたキーワードで集客しています。

例えば、
「〇〇 比較」では競合サイトが多く上位表示が難しい場合でも
「〇〇 比較 埼玉県」や「〇〇 おすすめ 20代」など

エリアや年代層を指定した検索語句を追加することで競合するライバルサイト数を減らすことができます。また「ずらしキーワード」と呼ばれる、ビッグキーワードを別の言い回しに変えたキーワードで集客するメディアもいます。

例えば、
「転職」単体ではなく
「仕事探し 比較」や「転職活動 おすすめ」など

言い回しが異なっても検索意図は近いものに切り替えることでビッグキーワード系のサイトでは取り切れなかったユーザーを集客できます。当然収益性は下がってきますが、上位表示を狙える可能性が広がるという点では有効な手段です。

このようなミドルキーワード系から、個人運営しているブログや特化サイトなどが検索上位に見られるようになります。中にはメディア独自の経歴や観点を生かして記事作成をしているメディアなどもいるため、広告主の視点から見ても思わぬ切り口での訴求ヒントになるかもしれません。

スモールキーワード系:地域特化、生活スタイル特化など

スモールキーワードの検索ボリュームと収益性の推移

スモールキーワード系メディアはミドルキーワード系を更に細分化したり、ユーザー層を特化させた記事など、よりバラエティに富んだ切り口で集客を行っています。

例えば、
「〇〇 比較 さいたま市」や
「〇〇 おすすめ 一人暮らし」など

より訴求するユーザー像を絞ることでライバルを減らし、上位表示されやすい環境を作っています。

スモールキーワード系になると個人運営のメディアの比率もさらに高く、商品のよりニッチな訴求内容や感想などが頻繁に見られるようになります。逆にそのようなピンポイントな領域は、大手の法人メディアや企業サイトにとってはライターの外注や広告予算を割いて運営している分、費用対効果の観点で参入しにくい領域となります。

キーワードの検索ボリュームは落ちるため収益性は下がる傾向にありますが、Googleコアアップデートによる影響も小さくなるため、メディアとしては複数のスモールキーワード系記事を作成しておくことで着実に集客を増やしていくことが可能です。

メディアの規模拡大の成り立ちについて

メディアの規模拡大の流れとして一般的なものは、まずスモールキーワードを中心とした記事から検索上位を獲得し徐々にアクセス数を増やしていく方法が主流となっています。(大手企業や法人メディアがドメインを使って参入する場合などを除く)

上記の流れは個人運営のメディアでも定番となっており、スモールキーワード系でアクセスが安定してきたらミドルキーワード、そしてビッグキーワードへと集客キーワードを切り替え、サイトを成長させていきます。サイト売上が軌道に乗れば法人化を行うメディアも存在します。

このようにメディアの規模拡張=キーワードボリュームの選定となっていることからも分かる通り、各キーワードの難易度と収益性の高さは比例しているといえます。

グラフ:各キーワードのPV数と収益性の推移

商標キーワード系:商材名・サービス名を主軸に訴求

前述した3種類とは少し異なりますが、商標キーワード系メディアというのも存在します。

商標キーワード系メディアとは、その名の通り商品名やサービス名などの商標や固有名詞をメインに訴求しているメディアを指します。

例えば、
「(商品名) レビュー」や
「(サービス名) 料金」など

他商品との比較などではなく、該当商品単体を深掘りした記事でユーザーの理解を深めた上で購入や申込みへ後押しさせます。

商標キーワードで検索するユーザーは「すでに申込むことは決めていて、どのサービスにするか比較・検討している」状態のため、成約率の高い見込み客を引き込める大きな武器となります。また比較系の記事から商標キーワード系の記事に遷移させるサイト導線を組み立てることで申込み後のキャンセル率を抑える効果もあります。

SEOメディアを惹きつけるポイント

SEOメディアには様々な特徴があることを理解した上で、ではどうすればSEOメディアからの掲載を拡大することができるのでしょうか。

本章ではメディアからの心理的な側面を元にSEOメディアを惹きつけるポイントをまとめてみました。

①成果報酬

成果報酬金額はメディアの収益に直結するため、真っ先に確認するポイントと言っても過言ではありません。

メディアはASP(Affiliate Service Provider)の管理画面からサイトに掲載するプログラムを探しています。成果報酬金額が相場より高いとメディアから提携・掲載される可能性はより高くなるので他の競合プログラムから相場感を把握しておきましょう。

②成果地点のハードルが低い

成果地点とはユーザーが申込みするにあたって、成果報酬が発生するタイミングのことを指します。こちらも成果報酬と同等にメディアが確認するポイントです。

会員登録や無料カウンセリングなどユーザーと広告主の接触を簡易的にすると「申し込みが簡単」というメリットを記事内で掲げながら送客ができるようになります。特にスモールキーワード系メディア等の場合、今まで成果発生がなかったケースも少なくないため成果発生のハードルの低さにより掲載強化のモチベーションに繋がることもあります。

③他社にはない強みがある(もしくは弱みを払拭している)

ビッグ〜ミドルキーワード系のメディアになってくると、記事作成を進めていく上で比較ポイントやプログラム毎の特徴を細かく理解していきます。

すると「この商品のここが惜しい」「こんな機能があったらいいのに」といったユーザー目線の声が生まれます。

プログラムを紹介する上で他にはない特徴があったり、競合他社の弱点をカバーした商品は非常に記事コンテンツ化しやすい要素になります。他社商品と差別化できるポイントはメディアにアピールしていきましょう。

④商品を試すことが出来る

商品化したばかりのものや、一般認知されていない商品は利用者の母数が少なく、メディアの記事も大味な内容になってしまい成果に繋がらないケースもあります。

その場合商品提供自己アフィリエイトの実施が効果的です。

商品提供とはその名の通りメディアに商品を提供してレビューを書いてもらう施策です。また、自己アフィリエイトとは、アフィリエイト活動をするために自分自身で商品やサービスを申し込むことで報酬を受け取ることができる仕組みです。いずれも申込みから利用までの一連のユーザー体験をすることで、より訴求ポイントが明確になり記事の説得力が高まります。

A8.netではメディア向けにレビュー希望プログラムをまとめた「レビュー募集プログラム」という制度もありますのでぜひ見てみてください。

レビュー募集プログラム:https://support.a8.net/as/review/

⑤見やすい・わかりやすいLP

ユーザーが申込む時と同様、メディアもサイトに掲載するかLPを見て検討します

中には自サイトのブランディングも含めて掲載するプログラムを厳選しているメディアもいます。メディアからの送客を取りこぼさないためにも、最低限下記の項目は抑えておく必要があるでしょう。

  • ファーストビュー(ひと目に入る範囲)に伝えたい情報が入っているか
  • 申込み導線が分かりやすい位置に設置されているか
  • 料金体系が明確になっているか
  • 素材の画質が荒くなっていたり、潰れていたりしないか

メディアは新着プログラムの確認時に合わせてLPも見るケースが多いため、もしサイトリニューアルなどの予定があればリニューアル後にプログラム公開するのがおすすめです。

SEOメディア掲載にあたって気をつけること

最後にSEOメディア掲載の効果をより高めるために気をつけるべきポイントをご紹介します。ぜひ押さえておきましょう。

①ターゲット層の明確化

SEOメディアへ掲載する場合、メディアが作成した記事がユーザーとのファーストコンタクトとなります。そのため広告主が求めているターゲット層とメディアが訴求しているターゲット層のズレが大きくなってしまうと不要な工数や集客コストのみがかかってしまいます。

ASPに掲載する場合はあらかじめターゲット層は明確にしておき、女性向け・男性向け、年代、職業、生活スタイルなど、自社サービスが求めるペルソナを確立しておきましょう。設定したターゲット像はプログラムの紹介文に掲載したり、ASP担当者に共有しておくことで相性の良いメディアが集まりやすくなります。

求めていない特定のユーザー属性が決まっている場合は、プログラムの否認条件に掲載しておくことも有効です。成果対象とならない注文はメディアとしてもメリットのない集客となるので、訴求を控えるようになるでしょう。

逆に優良なユーザー送客をしているメディアには、特別報酬※を付与することで更に掲載強化をしてもらえたり、メディアのモチベーション向上にも繋がります。ターゲット層の明確化と合わせて検討してみることをおすすめします。

※特別報酬とは…一部メディアの成果報酬を通常報酬より上乗せして設定すること。「特別単価」、「特単」とも呼ばれる。

②定期的な効果検証

SEOメディアへの掲載は「ユーザー目線での第三者訴求」という特性上、<提携→記事作成→掲載→成果発生>という流れがあり、中長期的にプロモーション状況を見ていくことでより掲載効果を発揮します。運用期間が長ければ長いほど掲載メディアの数も広がっていきます。

最低でも1〜3ヶ月程度は種まきの期間として掲載面の確保に注力し、安定して成果を獲得できるようになってきたら、掲載面の傾向把握やメディア個別での単価調整などに舵を切っていきましょう。

掲載面がなかなか集まらないという場合は期間を設定してキャンペーン施策を打つという方法もあります。具体的な方法は以下の通りです。

報酬アップキャンペーン

(◯月◯日~◯月◯日まで)といった形でキャンペーン期間を設け成果報酬を引き上げ、メディアの掲載促進・強化を狙う。一般認知の少ない商品は自己アフィリエイトの成果報酬にキャンペーンを適用させる方法もある。

新規掲載ボーナスキャンペーン

キャンペーン期間で成果発生したメディアのうち、過去に成果発生歴がないメディアに対し単発のボーナス報酬を上乗せする。新規掲載面の獲得を後押しする施策。

レビュー募集プログラム(A8.net独自サービス)

メディアにサンプル商品を送付し実際に体験してもらったのち、記事を作成してもらう施策。あらかじめ提供数は設定でき、応募の中から当選対象のメディアを選考することが可能。

③ASP担当者との連携

サービスや会社自体に知名度があるといった一部例外を除き、ASPにプログラムを掲載しただけの状態では成果は上がりにくい傾向にあります。施策の実施タイミングや掲載メディアの状況確認など、判断が難しいと感じた場合はASP担当者に相談してみましょう。

アフィリエイト広告のポテンシャルを最大限引き出すには、ASP担当者と二人三脚で適切な施策を適切なタイミングで打っていくことが重要になってきます。特に商材のターゲット層、許容できる成果報酬単価、掲載したいSEOメディアなどの情報が分かるとASP担当者はよりスムーズに調整を進められます。

自社サービスにどんな課題があるのか、何を実現していきたいのか、それをアフィリエイト広告でどう解決できるのか、ASP担当者とすり合わせて着地点を定めていきましょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

SEOメディアはアフィリエイト広告を語る上では欠かせない集客の要。

それぞれのSEOメディアの成り立ち、特徴を理解することでアフィリエイト広告導入後の打ち手が決めやすくなります。困っている点や相談したいことがあればASP担当者とすり合わせながら進めることもよいでしょう。

A8.netの導入ご検討・ご相談の方はぜひお気軽に資料請求ください。

この記事の執筆者

A8.netマーケティングチーム編集部

A8.netマーケティングチーム編集部

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国内最大級アフィリエイト広告「A8.net」のマーケティングチーム編集部が執筆するコラムとなります。
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