A8.net アフィリエイトコラム

マーケティング活動に役に立つ、ノウハウコラムをご紹介します。

初期費用なしでアフィリエイト広告に出稿できる「無料ASP」とは?

初期費用なしでアフィリエイト広告に出稿できる「無料ASP」とは?

  • 2023/04/27
  • 2024/06/07
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アフィリエイト広告を導入するためには、ASPと呼ばれるアフィリエイト広告のプラットフォーム(ASP)への登録が必要となります。

ASPの中には「無料ASP」というものも存在します。
コストをなるべく抑えたい企業にとって非常に有用な存在です。

ただし無料とはいえど、あらかじめ無料ASPのメリットやデメリットは理解しておきたいですよね。

今回のコラムではアフィリエイト広告の導入を検討しているEC担当・マーケティング担当の方に向けて無料ASPの基本情報、メリットとデメリット、アフィリエイト広告会社選びを失敗しないためのコツをご紹介します。

「無料ASPが実際どんなものなのかわからない」
「無料ASPの使い方を把握しておきたい」

といった方はぜひご覧ください。

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アフィリエイト広告の基本情報

アフィリエイト広告とは

アフィリエイト広告とは、WEB広告と言われるプロモーション方法の1種です。

メディア(=媒体、アフィリエイター)が作成したブログや比較サイト、SNSなどに掲載されている広告をクリックしたのち、広告主サイトのサービス・商品に対し申込み・購入といった特定のアクションを行うことで成果が発生します。広告主はその成果に応じてASP経由でメディアに報酬を支払う流れとなっています。

アフィリエイト広告の仕組み図

アフィリエイト広告は、「成果報酬型」で「第三者訴求」ができるインターネット広告です。

広告の表示やクリックではなく成果報酬型の課金形態となるため、コストをコントロールした運用が可能です。そのため知名度の高い大手企業のサービスから、リリースして間もない新サービスまで、幅広い広告主にとって導入しやすい広告といえます。

アフィリエイト広告の掲載費用

アフィリエイト広告費用の基本的な構成をご紹介します。

アフィリエイト広告の固定費と変動費イメージ画像

多くのASPにおいて、広告主側で負担する費用は固定費と変動費の2つがあり、固定費には初期費用と月額費用が存在します。

固定費(初期費用+月額利用料)

固定費は主にプラットフォーム利用料として初期費用月額利用料の2つが存在します。

初期費用はASPを利用する上で初回のみ支払う費用です。税抜50,000円前後がASP各社の相場となっています。また月額利用料は税抜40,000円前後としているASPが多いでしょう。

固定費の相場
  • 初期費用
    税抜50,000円(初回のみ支払い)
  • 月額利用料
    税抜40,000円
    ※ASP各社で異なる場合あり

そのため初月費用は合計で税抜90,000円ほど、2ヶ月目以降は税抜40,000円程度が月額費用として必要になるので、こちらは広告予算として最初から組み込んでおく必要があるでしょう。

また、一部ASPの中には「完全成果報酬型」と呼ばれる固定費不要で運用開始できるサービスもあります。とにかく費用を最低限に抑えて運用したいという方におすすめですが、あらかじめ掲載できるメディアの数は確認しておく必要があるでしょう。

変動費(成果報酬額 + ASP手数料)

変動費は、メディアに支払う成果報酬額ASPに支払う手数料(コミッション)を合算したものです。アフィリエイト広告が「成果報酬型」と呼ばれる理由でもあります。

変動費は「メディアの発生成果1件につき、いくら支払うか」を決める要素で、成果となるアクションと成果報酬額は広告主側で任意に設定できます。成果報酬額に対し一定の料率をかけたものがASP手数料となります。 ASP手数料は概ね税抜30%前後が多いです。

変動費の相場
  • 成果報酬額
    広告主側で自由に設定可能(新規申し込み◯円、新規購入◯%など)
  • ASP手数料
    成果報酬額の税抜30%前後
    ※ASP各社で異なる場合あり

予算の話で言えば、アフィリエイト広告は「売れてはじめて広告費を支払う」という特性上、リスティング広告やSNS広告のように予算上限を設定するという概念があまりない広告です。つまり「広告費が発生する=売上や成果が出ている」という状態が成立するため、広告予算の無駄な消費を抑えることができるのです。

無料ASPと有料ASPの違い

前述した内容を踏まえ、無料ASPと有料ASPの違いは以下のようになっています。

無料ASP
変動費のみで運用可能なASP
→完全成果報酬型
有料ASP
変動費+固定費で運用可能なASP
→成果報酬型

有料ASPが変動費と固定費が必要なのに対し、無料ASPは変動費、つまり成果数に応じた広告費のみで運用可能です。そのため無料ASPは完全成果報酬型の広告とも呼ばれています。

完全成果報酬型の場合、広告費は成果ベースとなるため月額利用料が不要となります。

無料ASPのメリット・デメリット

無料ASPのメリット

では有料ASPと比較し、無料ASPを利用するメリット・デメリットはどのようなものがあるのでしょうか。まずはメリットから詳しく紹介していきます。

気軽にアフィリエイト広告を導入できる

まず、導入に関する初期費用や月額費用がかからないため、アフィリエイト広告を気軽に導入できるということが大きなメリットです。「アフィリエイト広告の仕組みや概要を理解しておきたい」といった場合や「まずは運用のノウハウを把握したい」といった場合には無料ASPから試してみるのがよいでしょう。

無料ASPは月額利用料がかからない分、広告効果が見え始めるまでの期間を気にすることなく、あくまで変動費(=成果発生)のみに集中すればよいので非常にシンプルな構造となっています。

固定費が一定のイメージ

メディア成果の広告主による成果承認や報酬金額の設定など基本的な要素は変わらないので、有料ASPでの本格的な運用の前にまずはお試しでアフィリエイト広告を始めるつもりで登録をしてみるのも1つの方法です。

特定のジャンルに強みがある

無料ASPは取り扱いプログラムが少なくとも、特定のジャンルに得意領域を持つことで他社ASPとの差別化を図っていることがあります。

特定のジャンルに特化するASPのメリットとして、ASP側はその領域のノウハウを活用し、他社のASPにはない掲載面や広告運用の提案ができるという点が挙げられます。

また、副次的な効果として同一ジャンルの広告主が同じASPに参入していることで、ターゲット層に近いジャンルのメディアが集まりやすいということもあるので、効率よく掲載面が獲得できる可能性があります。

自社商品のジャンルとASPの得意ジャンルが合致していれば掲載がスムーズに広がる可能性も高いので、ASP側に確認しておきましょう。

有力メディアとの提携

無料ASPの中には、クローズド型と呼ばれる一部のメディアのみ会員登録可能なASPもあります。

クローズド型のASPは、ASP側から収益性の高いメディアに声をかけたり、既存会員からの紹介などで新規メディア会員を獲得しています。そのためメディア数が少ない分、質の高い有力メディアと提携しやすくなります。

ASPへのメディア登録は2つのパターンがある
オープン型
誰でも自由にメディア登録可能
※A8.netはオープン型に該当
クローズド型
メディア登録するにはASP側からのスカウトや紹介などが必要

有力メディアは掲載ハードルはやや高いものの、掲載できれば大幅な成果獲得につながる可能性があります。無料ASPは固定費がかからない分、発生した成果が利益に直結するため、大きな恩恵を得られるはずです。

無料ASPのデメリット

一方で無料ASPにはデメリットもあります。

掲載可能なメディアが少ない

多くの無料ASPは有料ASPと比べてメディア母数が少ないため、掲載面の「数」はやや確保しにくい傾向があります。

前述した通り、有力メディアは掲載ハードルが高い分、交渉したからといって必ずしも掲載されるとは限りません。

メディアがASPに求めるもの

引用元:NPO法人アフィリエイトマーケティング協会「アフィリエイト・プログラムに関する意識調査2023年」, (参照 2024-04-30)

NPO法人アフィリエイトマーケティング協会のレポート「アフィリエイト・プログラムに関する意識調査2023年」によれば、メディアがASPに求めるものについての項目では「稼ぎやすい広告や、自分にとって稼げる広告が多い」ことが1位となっています。広告数の多い有料ASPは、登録メディア数も多い傾向があります。

有力メディアのみに掲載交渉し続けることは難易度が高く、掲載面が広がりにくい可能性があります。メディアとの掲載調整に時間や工数がかかって集客効果が後ろ倒しになっていくよりは、多数のメディアに一気に掲載するほうが効率的な場合もあります。

「新商品なのでまずは認知拡大を優先したい」「徐々に掲載面を獲得して実績をつけたい」といった場合は大手有料ASPで幅広いメディアから集客するのがおすすめです。

手数料が高い場合がある

無料ASPの中には固定費が不要となっている代わりに、変動費のASP手数料が通常の相場(30%)よりも高く設定されていたり、「手数料は別途ご相談」のように商材によって変わる場合もあります。

アフィリエイト広告はメディアが記事作成して広告を掲載することから始まります。そのため中長期的な継続により掲載メディアが増えることで、徐々に広告効果が成長していく特徴があります。

その場合、月々の月額利用料はかからないものの、成果数が50件、100件と伸長してきた際に結果的に有料ASPと同等、もしくはそれ以上に広告費がかかる可能性があります。アフィリエイト広告は中長期的に継続することで広告効果が高まるため、長いスパンで取り組むのであれば十分に検討する必要があります。

基本的には30%をASP手数料の基準として認識しておきましょう。

運用実績が少ない

国内のアフィリエイト広告の歴史において、無料ASPは有料ASPよりも後発のサービスとなります。いわゆる老舗の有料ASPと比較すると運用実績が少なかったり、ノウハウがあまり蓄積されていない場合もあります。

そのため、ニッチな需要に対しての商材や、ターゲット層が限定される商材への訴求、バラエティに富んだ掲載面の提案などは運用実績が豊富な大手有料ASPの方が得意です。

中には、広告主側で想定していなかった訴求やメディアから売上が発生する場合もあるので、新たな顧客層の開拓などを目的とする場合は有料ASPの導入も視野に入れておきましょう。

次のブロックでは主要な無料ASP、有料ASPをまとめた記事もご紹介しています。アフィリエイト広告の選び方と合わせてご参照ください。

アフィリエイト広告会社選びを失敗しないコツ

では最後に、アフィリエイト広告の出稿先選びを失敗しないためのポイントをまとめてご紹介します。企業の選定段階や検討候補を絞っている場合はぜひ参考にしてみてください。

本来の目的に立ち返る

ゴールを見据えるイメージ

このコラムを見ていただいている方は、何かしらの理由があってアフィリエイト広告の実施を検討し始めているはずです。

コストだけを注視して成果が見込みにくいASPで実施してしまっては広告を打つ意味がなくなってしまいます。

・アフィリエイト広告を勉強するため
・認知拡大のため
・売上増加のため

など、そもそも自社がアフィリエイト広告を導入する目的は何だったのか、本来の目的からブレないように注意しましょう。導入目的が明確になっていると、ASPへ問い合わせした際の提案も希望に沿ったものが出やすくなります。

当サイトでは、A8.netをご利用いただいている広告主に対しインタビューを実施し、導入事例として紹介しています。興味がある方はぜひご覧ください。

スケジュールを決めておく

スケジュールイメージ

アフィリエイト広告はメディアが記事作成したページに広告を掲載するという性質上、実際にASPに掲載開始してから売上が発生し始めるまでに約1~3ヶ月程度の期間を要します。そのため、商材の特徴や需要期に合わせて事前準備をしておくことが重要です。

例えば、無料ASPで試して効果を見た上で有料ASPの実施検討するといった場合は、いつ頃までに何件の成果を獲得したいのか、そのためにいつの期間まで無料ASPを運用するのかなどスケジュールを決めておきましょう。

無料ASPの場合、運用がおざなりとなってずるずると続き、最終的に放置となってしまうケースもあります。事前に継続判断のデッドラインを定めておきましょう。

掲載可能なメディアを調べる

アフィリエイト広告の成功はどれだけメディアの掲載が進むかが鍵を握ります。ASPへ問い合わせると、料金の見積もりやサービス紹介はもちろん、実際に掲載候補となるメディア例やどれだけ掲載が進みそうかといった相談もできます。

量:どれだけ多くのメディアに掲載できるか
質:どれだけ多くの成果に繋がるか

上記のようにメディアの量と質、どちらの要素も含め、期待値を高く見込めるASP選択を行っていきましょう。

サポート範囲を確認する

広告主側のEC担当やマーケティングチームが少数の場合、アフィリエイト広告を1人で運用するケースも珍しくありません。実際には1人で運用することも可能ですが、メディア向けのキャンペーンや施策立案や実行を単独で進めるには、ある程度ノウハウがないと難しいでしょう。

そういった面において、よりアフィリエイト広告の売上を創出していくには、ASPとの連携は必要不可欠と言えます。下記の項目などを中心にどのようなサポートが受けられるのか、現状の自社の人員リソースで運用できそうかを確認してみましょう。

  • 掲載先のメディアはどのように見つけるのか
  • メディアへの掲載交渉の流れはどのようになるのか
  • メディアに対する施策や運用方針の相談は可能か
  • 質問がある場合はどのように問い合わせるのか
  • 広告主側で自己解決できる手段(マニュアル・FAQサイトなど)はあるかなど

商品やサービスを紹介するのはメディアですが、その管理を行うASPも信頼できるかどうか十分に見極めることが重要です。

無料ASPと有料ASPどちらからも話を聞く

意見交換イメージ

無料ASP、有料ASPは運用実績や提携メディア、持ち合わせているノウハウなども異なるため、広告主の要望に対する提案が全く違ってくる可能性もあります。

実際に申し込むかどうかは別にして、最低限無料ASPと有料ASP1つずつは問い合わせてみましょう。提案内容や掲載メディアにどのような違いがあるか、俯瞰的にASPを比較することが重要です。

企業規模や商材などによってどのASPが最適か正解は異なるので、費用と効果の両側面を天秤にかけながら最適なASP選びを目指しましょう。

下記の記事では、主要なASP各社の料金や特徴をまとめていますので、気になる方はぜひご覧ください。

まとめ

いかがでしたでしょうか。
本コラムでは、「無料ASP」について特徴やメリット・デメリットを紹介しました。

固定費が不要な無料ASPは、広告費を抑えたい企業やスタートアップ企業にとって有用な存在です。

一方、その掲載効果を高めるにはデメリットも知っておく上で無料ASPの活用目的を認識しておくことが重要になっています。多角的な視点で情報収集し、最適なASPを見つけましょう。

A8.netは国内最大級のメディア登録数のASPとして、300万サイト以上のメディアが活躍しています。実際のメディア掲載例や過去実績も踏まえたご提案も可能ですので、気になる方はぜひお気軽に下記の資料請求にてお問い合わせください。

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この記事の執筆者

A8.netマーケティングチーム編集部

A8.netマーケティングチーム編集部

導入企業累計25,000社以上!
国内最大級アフィリエイト広告「A8.net」のマーケティングチーム編集部が執筆するコラムとなります。
ASP20年以上運営するノウハウから得たマーケティングのお役立ち情報を公開中!
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