A8.net アフィリエイトコラム

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【ASPが解説】アフィリエイト広告3種類をわかりやすく紹介!

【ASPが解説】アフィリエイト広告3種類をわかりやすく紹介!

  • 2023/01/19
  • 2024/02/27

あなたはアフィリエイト広告には種類があることをご存知でしたか。

アフィリエイト広告は成果報酬型のWEB広告として知られていますが、詳しい報酬の種類までご存知の方は少ないかもしれません。

このコラムではECサイト担当者やマーケティング担当者の方に向けてアフィリエイト広告の種類、広告主・メディアそれぞれのメリット、掲載メディア、現在の広告トレンドをご紹介します。

「アフィリエイト広告を活用する上での概要を知っておきたい」
「アフィリエイトの詳しい中身については知らない」
「アフィリエイト広告のトレンドを知りたい」

といった方はぜひご覧ください。

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主要なアフィリエイト広告3種類

アフィリエイト広告とは

まずアフィリエイト広告の収益の流れをおさらいしましょう。

アフィリエイト広告とは、WEB広告と言われるプロモーション方法の1種です。

収益の仕組みとしては、メディア(=媒体、アフィリエイター)が作成したブログや比較サイト、SNSなどに掲載されている広告をクリックしたのち、広告主サイトのサービス・商品に対し申込み・購入といった特定のアクションを行うことで成果が発生します。広告主はその成果に応じてASP経由でメディアに報酬を支払う流れとなっています。

アフィリエイト広告の仕組み図

アフィリエイト広告は、掲載やクリックのみでは広告費が発生しないため「成果報酬型広告」と呼ばれています。広告主は無駄な広告費を抑えることで、少ないリスクで始めることが出来ます。そのため知名度の高い大手企業のサービスから、リリースして間もない新サービスまで、幅広い広告主にとって導入しやすい広告といえます。

またメディアとしてはアフィリエイト広告のプラットフォームであるASPに無料登録したのち、自身のWEBサイトやSNSに広告素材を掲載する形式となるため気軽に始めやすい点も特徴です。

アフィリエイト広告3種類の特徴

アフィリエイト広告における成果報酬の主な種類は成果報酬型クリック型固定費型の3つです。それぞれ特徴をご紹介します。

成果報酬型

成果報酬型はユーザーが比較サイトやブログから広告素材を経由して商品やサービスを購入した件数に応じて成果報酬が発生する方式です。例えば「新規購入1,000円/件」のようなイメージです。

成果報酬型はアフィリエイト広告の中でも最もポピュラーなものになるためアフィリエイト広告=成果報酬型という認識がWEB広告業界では一般的です。広告主は成果の支払い対象となるアクション(=成果地点)と成果報酬金額を任意で設定できます。

クリック型

クリック型はユーザーが広告素材をクリックした時点で成果報酬が発生する方式です。

「1クリック◯円」のように設定されますが、クリック型のみで設定されるケースは少なく、メディアの反応も鈍くなりがちです。そのため「1クリック◯円+お申込み5,000円」のような形で成果報酬型と組み合わせ、本申込みの補助として活用されることが多く見られます。

固定報酬型

固定報酬型は、一定期間の広告掲載費用を広告主側がメディアに支払うという方式で、固定費型とも言われます。

固定報酬型はユーザーのアクションが成果に影響しない性質上、広告主とメディアが事前にしっかりすり合わせを行う必要があり、集客力の高い有力メディアにおける独自施策やPR枠など、掲載効果の高い施策に対して実施されるケースが多くなっています。実際に掲載しないと費用対効果が見えないため、広告主にとってはややリスクがある方法です。

そのため固定報酬型は「1施策200,000円」のようないわゆる買い切りのようなケースもあれば、「1施策100,000円+成果報酬」のように組み合わせるケースもあり、後者はセミアフィリエイト型とも呼ばれます。

固定報酬型

「1施策につき200,000円」
→完全買い切り

セミアフィリエイト型

「1施策につき100,000円+会員登録1,000円/件」
→固定報酬+成果報酬

広告主とメディアとの事前調整の中で、固定報酬型からセミアフィリエイト型に変更する場合もあります。

広告主・メディアのメリット

広告主のメリット

アフィリエイト広告は広告を出稿する企業、広告を掲載するメディアの双方にメリットがあります。まずは広告主の視点からご紹介します。

費用対効果が高い

アフィリエイト広告において主要となっている成果報酬型は、購入や申込みといったアクションに至った時点で成果(=広告費)が発生する課金形態となっています。

広告費が発生する成果地点(購入、会員登録、アプリダウンロードなど)と成果報酬金額は広告主側で任意に設定できるため、広告予算や在庫状況などに応じて費用対効果を調整することが可能です。

また集客力の高いメディアに対しては通常より上乗せした成果報酬(=特別報酬)をフックに掲載強化交渉を行うことで、メディアごとに費用対効果を分けて管理できることもメリットです。獲得数が増えるほど費用対効果は更に改善していきます。

下記のコラムでは実際に1件あたりの獲得費用を算出していますので、気になる方はご覧ください。

第三者訴求による口コミ増加

口コミのイメージ

SNSが普及した現代社会において、消費者と同じ目線に立った第三者の声(口コミ)は商品購入を決断するための参考情報として大きな影響力を持っています。アフィリエイト広告はそのような第三者情報を効率的に増やせることが強みです。

実際にアフィリエイト広告を導入した企業の中には、導入前は自社商品の口コミ情報がなくWEB集客に苦戦していた状況から、第三者の口コミ記事が増えたことで認知度が上昇し昨年の倍以上の売上に繋がったケースも見られます。

メディアの記事の中には、他社商品との比較やランキング、実際に使用したレビューといった様々な切り口があるため、企業側の情報では伝えにくい商品やサービスのベネフィットをユーザーが理解した上で購入しやすくなります。

複数の集客経路が確保できる

集客経路のイメージ

企業がアフィリエイト広告に出稿する場合、ASP(Affiliate Service Provider)と呼ばれるアフィリエイト広告のマッチングプラットフォームに登録することが一般的です。

ASPは多数のメディアも抱えており、SNSやポイントサイトといった様々な集客経路を掲載先にできます。集客経路のバリエーションが広がることで【認知→情報収集→比較検討→購買】の購買段階を満遍なくカバーすることに繋がります。

また、様々な集客経路を確保しておくことで、企業側でこれまで気付いていなかったターゲット層が発見されるといった副次的なメリットも秘めています。

詳しい掲載可能メディアについては次章で紹介します。

メディアのメリット

続いてメディア側のメリットを2点、ご紹介します。

コストをかけず始められる

メディア側の大きなメリットの1つ目はコストがかからない点が挙げられます。

広告の掲載先であるメディアはASPに無料で登録・利用することができ、ASPの中から自身のサイトやSNSに掲載したい商品やサービスを探して、広告を掲載します。

場合によっては新規サイト作成などの手間は必要にはなりますが、メディアは基本的にコストをかけずにアフィリエイトを始めることが可能です。運営が軌道に乗れば自動的に不労所得が得られる可能性もあります。

最近では働き方改革で副業への関心度が高まりつつあり、企業側でも副業を解禁する動きが出てきています。アフィリエイト広告は手軽に始められる副業の選択肢の1つです。

在庫を抱える必要がない

パソコン1つで働くイメージ画像

アフィリエイト広告の場合、メディアは広告主から商品を委託販売しているというわけではなく、広告主サイトに集客を行っている立場となります。そのため、メディア側で商品在庫を保持する必要がありません。

リモートワークの普及もあり、場所や時間にとらわれない働き方が注目されている昨今、パソコンとインターネットさえあれば手軽に始められる点は大きな強みです。

売上を伸ばしているメディアの中には、アフィリエイト広告掲載をいち事業として法人化するケースも珍しくありません。倉庫や工場といった初期投資が不要でコンパクトに経営できることも魅力的です。

掲載できるメディアの種類

次に、実際に広告を掲載できるメディアをご紹介します。

ブログ・比較サイト

ブログ・比較サイトのイメージ

ブログ・比較サイトはアフィリエイト広告の掲載先として最も主要な集客経路です。

商品やサービスに関しての使用した感想や特徴のほか、他社製品との比較やランキングなどを作成し、ブラウザからの検索流入で購入を検討するユーザーに情報を届けます。

成果報酬型での運用がほとんどですが、売上が大きい有力メディアや独自に会員を抱えているメディアはサイト内にPR枠を設けている場合があり、その枠へ掲載する場合は別途固定報酬が必要な場合もあります。

メディアによっては固定報酬を不要とする代わりに特別報酬を適用することで調整できることもあります。

SNS

SNS・インフルエンサーのイメージ

YouTube、InstagramなどのSNSも集客経路として活用できるため、メディアの一つです。一般ユーザーによる投稿のほかに、インフルエンサーに依頼して投稿してもらう手法もあります。

SNSは瞬発的な情報拡散力が特徴で、ターゲットユーザーと商材との相性が良ければ爆発的な集客に繋がる可能性があります。

成果報酬型で実施するケースもありますが、数十万~数百万人規模のトップインフルエンサー、ミドルインフルエンサーと呼ばれるアカウントへ掲載依頼する場合は、固定報酬を求められる場合もあります。

固定報酬費用はインフルエンサーによって異なりますが、フォロワー数×フォロワー単価でおおよその金額を設定するケースが一般的です。フォロワー単価の相場は1~3円/人ほどがよく見られます。

固定報酬費用の目安

例:5万人のフォロワーを持つインフルエンサー、フォロワー単価2円/人の場合
50,000人×2円=100,000円

もちろんインフルエンサー以外にも、小規模な個人アカウントやSNSとブログを併用して訴求しているメディアなどであれば自発的に掲載してくれる可能性もあります。

物販系の商材の場合、商品を撮影した画像や動画などを使用するケースが多いため、メディアに対してお試しクーポンを配布したり、商品提供などを行うと掲載が進みやすくなります。

ポイントサイト

ポイントサイトのイメージ

ポイントサイトとは、自社サイトに会員を抱え、提携しているECサイトやサービスにサイト経由で申込みを行うことで会員にポイントが付与される特性を持ったメディアです。

Googleの検索システムやSNSプラットフォームのシステムなどの集客にかかわる外部影響がなく、ユーザーのアクティブ率が高いため、他の集客経路と比較して掲載効果が早めに出やすい傾向があります。

成果報酬型がメインとなりますが、メルマガ施策や動画施策といった商品やサービスをより深掘りした訴求を依頼する場合は別途固定報酬が必要な場合があります。

ポイントサイトについては下記のコラムで詳しく紹介しています。ぜひ合わせてご覧ください。

運用型広告

運用型広告のイメージ

メディアの中にはリスティング広告やリターゲティング広告など、検索流入とは別で独自に広告費用を使って自サイトに集客している場合もあります。

運用型広告の中でも、特にリスティング広告は実施しているメディアが多く見られます。リスティング広告はWEBブラウザ内の特定のキーワードに対して表示される検索結果画面の上部、もしくは下部の広告枠に自サイトのリンクを掲載する集客方法です。有力なキーワードで掲載できれば短期間で多数の集客に繋がる可能性も秘めています。

ただし、広告主商材の商標や会社名などで出稿されてしまうと、自社の広告とバッティングする可能性があるため、その場合はASP内で出稿禁止キーワードを記載して制限をかけておくことも可能です。

こちらも成果報酬型がメインとなりますが、メディアが出稿費用を負担しているため、その分特別報酬を設定することで広告主がバックアップするケースもあります。集客効果の高いメディアには積極的に連携を取ることがよいでしょう。

現在の広告トレンド

最後に、アフィリエイト広告のプラットフォームであるA8.netから見た現在の広告トレンドをご紹介します。

SNSへの掲載強化が増加

ここ数年においては、SNSへの掲載を強化する動きが強くなっています。

最近ではGoogleのアルゴリズムアップデートによる大幅な検索順位変動は少なくなったという声も聞こえますが、やはり検索流入による集客のみでは集客数の前後が生じるため、SNSを併用しているメディアや、インフルエンサーを中心に掲載面を確保する広告主が増えてきています。

自社商品やサービスの認知度が低い場合、まずは認知拡大の方法の1つとしてSNSは非常に効果的です。一部のインフルエンサーの発信が発端となって知名度が一気に上昇したケースも珍しくありません。

ただその一方でSNSでの集客はユーザーの興味関心の移り変わりが早く、初動以降は集客数が伸びにくいという特性も持っています。SNSの強化のみではなく、検索流入やリスティングといった複数種類のメディアで集客経路を確保しておくことが安定した集客に繋がるでしょう。

独自の固定報酬型メディアが登場

現在はメディアの集客方法もより多様化し、自社でアプリと会員ユーザーを保有し、アプリから訴求が行えるメディアや、記事作成とメルマガ配信を併行するメディアなど独自の施策を固定報酬で実施するメディアが増えています。

これらのメディアはすでに自社で広告配信ノウハウがあり、集客に繋がりやすい商材やデモグラフィックのデータを蓄積しているケースも多く見られます。広告主側にとって固定報酬型での施策実施はリスクに繋がる可能性があるため、データがまとまっていることは判断基準になります。

また、固定報酬型メディアのもう1つの特徴として、広告主の予算感やターゲット層、商材との相性などによって様々なメニューの提案ができることが挙げられます。通常の成果報酬型のメディアと異なり、掲載条件の交渉は難しいケースも多いですが、ライバル企業との差別化や新たな集客経路の獲得に繋がる可能性もあるため、有力なメディアであればチャレンジしてみることもよいでしょう。

被リンクを求めるメディアが増加

検索流入を主体としているメディアの中では、被リンク掲載の希望が増えてきています。

ここでいう被リンクとは、広告主のサイトからメディアのブログや比較サイトへリンク掲載を行うことを指します。Googleの検索結果のアルゴリズムにおいて、被リンクはサイトの信頼性を図る重要な指標の1つとされています。

具体的な施策としては、メディアが広告主に対してインタビュー記事を作成したり、大型の有力メディアであれば「(サイト名)に紹介していただきました!」といった文言で広告主のサービスサイトに掲載されるケースなどがあります。

メディアによっては特別報酬より被リンク掲載を希望するケースもあり、掲載強化のフックとなりますが、広告主側としてはどのメディアと連携するかというブランディングとしての一面もあるため、十分に検討を行う必要があります。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

本コラムではアフィリエイト広告の種類と掲載メディア、現在のトレンドについて紹介させていただきました。

基本的には成果報酬型での取り組みがメインではありますが、複数の報酬形態を把握しておくことでよりスムーズに様々なメディアへ掲載面を増やしていくことが可能です。

弊社A8.netは国内最大級のアフィリエイト広告プラットフォームとして、様々な実績に基づく運用事例や、個別でのご相談も受け付けております。

まだ導入に迷っている、という方もぜひお気軽に資料請求ください。

この記事の執筆者

A8.netマーケティングチーム編集部

A8.netマーケティングチーム編集部

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国内最大級アフィリエイト広告「A8.net」のマーケティングチーム編集部が執筆するコラムとなります。
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