A8.net アフィリエイトコラム

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【広告主向け】アフィリエイト広告におけるASPの利用方法・メリットを公開!

【広告主向け】アフィリエイト広告におけるASPの利用方法・メリットを公開!

  • 2022/09/27
  • 2023/11/20

アフィリエイト広告の導入に際し、ASPの存在は広告主・メディア間のマッチングで大きな役割を持っています。ASPを適切に活用すれば、掲載面の拡大や売上面に大きく貢献することも期待できます。

しかし、具体的にどのような点でメリットがあるか、実際に申し込むまで分からないという方も多いのではないでしょうか。

当コラムではASPの主な利用方法、メリット、注意点を広告主側の視点を軸にまとめています。

「ASPって結局何が出来るのか分からない」
「ASPを使うとどんなメリットがあるのか」
「そもそもASPが何か分からない」

といった方はぜひご覧ください。

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ASPとは何なのか

アフィリエイト広告とは

まずアフィリエイト広告の収益の流れをおさらいしましょう。

アフィリエイト広告とは、WEB広告と言われるプロモーション方法の1種です。

収益の仕組みとしては、メディア(=媒体、アフィリエイター)が作成したブログや比較サイト、SNSなどに掲載されている広告をクリックしたのち、広告主サイトのサービス・商品に対し申込み・購入といった特定のアクションを行うことで成果が発生します。広告主はその成果に応じてASP経由でメディアに報酬を支払う流れとなっています。

アフィリエイト広告の仕組み図

アフィリエイト広告は、掲載やクリックのみでは広告費が発生しないため「成果報酬型広告」と呼ばれています。広告主は無駄な広告費を抑えることで、少ないリスクで始めることが出来ます。そのため知名度の高い大手企業のサービスから、リリースして間もない新サービスまで、幅広い広告主にとって導入しやすい広告といえます。

またメディアとしてはアフィリエイト広告のプラットフォームであるASPに無料登録したのち、自身のWEBサイトやSNSに広告素材を掲載する形式となるため気軽に始めやすい点も特徴です。

ASPとは

ASPとは(Affiliate Service Provider)の略で、自分のWEBサイトに広告を掲載したいメディアと、メディアのサイトに掲載したい広告主を仲介するアフィリエイト広告配信事業者のことを指します。

弊社「A8.net」もASPと呼ばれるうちの1つです。

ASPは得意ジャンルに特化しているものや、運用実績が長いものなど、非常に多種多様に存在しており、それぞれ異なる特性を持っています。基本的にメディアはASPの利用にあたって費用がかからないため、掲載したいジャンルや管理画面の使いやすさなどに応じてASPを決定します。中には複数ASPを使い分けているメディアもいます。

A8.netは国内最大級のASPとして幅広いジャンルを扱っていることが特徴となっています。代表的なASP8社を比較したコラムもあるので、各社の特徴が気になる方は参考にしてみてください。

ASPの立ち位置

ASPは広告主とメディアの間に立つ存在として、プラットフォームとしての一面と、調整役としての一面があります。主な内容は以下です。

【プラットフォームとして】=掲載の効率化

多くの広告主と多くのメディアを結ぶマッチングプラットフォームとしての役割
広告主 :提携するメディアに対して一括で掲載募集ができる
メディア:メディア自身が紹介したい広告主の商品を効率的に探すことができる

広告主とメディアの調整役図

【調整役として】=掲載の最適化

特定のメディアとの掲載交渉などで双方の条件をすり合わせる調整役としての役割
ASPの担当者が広告主・メディアの窓口となることで、
2者の要望を吸い上げた上でお互いにメリットがある掲載へと繋げる。

以降のコラムでは、広告主側の視点での利用方法、メリットを詳しく紹介していきます。

ASPの利用方法(リソース面)

広告主がASPを利用する上で期待するポイントとしては、リソース面の向上、そして売上面の向上の2点が特に大きいのではないでしょうか。

この章では、リソース面の向上に繋がる点を具体的に紹介していきます。

メディア提携

広告主がメディアへの掲載を進めるにあたり第一関門となりうるのが、メディアと接点を持つということです。

ASPを利用している場合、メディアと広告主の最初の接点はメディアが該当サービスのプログラムに提携申請を送るところから始まります。広告主がその申請を承認し、「提携関係」を持つことで初めてメディアは広告素材を使用できる(=収益化出来る)ようになります。

メディアはASPの管理画面から数クリックで簡単に提携申請を送ることが出来るためハードルが低く、広告主にとっても自社製品が掲載できる可能性のあるメディアをスムーズに集められます。

またメディア向け管理画面のプログラム情報ページにはそれぞれ成果報酬や条件、プログラム紹介文も記載できるため、(どんなサービスなのか、何が出来るのか、どんな客層がターゲットなのか)などの基本情報も伝えることができます。ベンチャー企業の新サービスなど、認知度が少ない場合のメディア周知にも繋がるでしょう。

提携後はASPの管理画面で各メディアの成果発生状況を確認することができるため、メディアの一元管理、数値計測による可視化という点も大きなメリットです。

8.netの広告主管理画面図

メディアへの掲載打診

掲載面を拡大するためには、複数のメディアに掲載する必要があります。

掲載したいメディアに直接連絡するとしても、メディアによっては問い合わせ先のフォームが見つからなかったり、フォームそのものが使われていなかったりと、コンタクトが取れないケースもあります。

また連絡が取れたとしても各条件の調整なども必要となり、広告主側の担当者が1サイトずつ掲載可否の確認を取ることは時間的リソースがかかってしまいます。

上記のような複数メディアへの掲載打診はASP経由で代行することができます。

メディアの掲載打診の依頼方法は広告主側でメディアをピックアップしASPに共有後、掲載打診するケース、もしくはASP側でメディアをピックアップして掲載打診を行うケースの2パターンが主流です。打診メディア決定後の大まかな流れとしては、以下になります。

広告主-ASP間で成果報酬、商品提供の有無など、諸条件をすり合わせ

ASPからメディアに掲載打診

打診結果を広告主に共有、内容精査

改めてASPから掲載可能なメディアに掲載依頼

掲載完了(以降はメディアの成果状況観測)

1~2週間ほどに期限を区切って、ASP側で掲載打診を進め、広告主側では他の施策などのリソースに当てるといった活用方法も有効でしょう。

報酬管理が可能

一般的に企業がASPや広告代理店などを経由せずメディアへ直接掲載打診を行う場合、記事作成費として固定費での報酬調整を行うケースが多いです。

しかしそのような場合、振込先の管理に工数がかかったり、申込みが増えなかった場合は広告費が無駄になってしまう懸念があり、加えてメディア交渉先が多くなるほど報酬管理が煩雑になっていきます。

ASP経由の場合、システムを利用して成果計測、報酬の支払いを行っているため各メディアごとの振込先の管理や報酬管理のリソースを省くことが可能です。

またメディアとの掲載打診についても、基本的に固定費ではなく成果報酬型のため申込数に応じて広告費用を最適化できることもメリットといえます。

有力メディアに対しては段階的に特別報酬(=通常の成果報酬金額から更に上乗せした成果報酬。特別単価、特単)による掲載強化を設定していくことがアフィリエイト広告の効果を引き出す鍵となります。

ASPを活用し、随時効果計測を行いながら費用対効果をより高めていきましょう。

ASPの利用方法(売上面)

続いて売上面の向上におけるASPの利用方法をご紹介します。

有力メディアへの掲載交渉

多ジャンルに展開している大型の比較サイトや、特定のジャンルで大幅に成果を上げているサイトなどは、「有力メディア」や「有力媒体」と呼ばれます。

これらのメディアは獲得基盤が非常に安定しており、メディア運営を法人事業として本格的に実施していたり、個人メディアがノウハウを蓄積して徐々に大きく成長させたサイトなどもあります。記事のクオリティーが非常に高く読みやすい、かつ獲得件数も期待できるということで、広告主にとってはぜひ掲載したいサイトになるでしょう。

有力メディアはすでにASP担当者と繋がっていて、頻繁に連絡を取っているケースが多くあります。中には掲載するプログラムに独自の基準や掲載ルールなどを設けている場合もあるので、直接打診を行うよりも、あらかじめ基準を把握したASP経由での掲載交渉の方がよりスムーズになるでしょう。

大型の有力メディアほど、より多くのASPや代理店などから様々な商材の掲載打診を受けているため、掲載の難易度は高い傾向にあります。商材の内容やLPはもちろん、下記の数値などを十分に検討した上で掲載可否の判断を行うケースも珍しくありません。

よく見られる指標
  • ・成果報酬
  • ・コンバージョン率(CVR)
  • ・確定率
  • ・EPC
  • ・成果確定目安

※1クリックあたりの広告収益金額。成果報酬金額÷広告クリック数で算出できる。

有力メディア掲載への土壌作りとして、まずは中堅メディア以降のサイトに掲載を進め実績を固めていく、というのも1つの方法です。ASP担当者と協力してプランを練っていきましょう。

掲載メディア増加への施策提案、サポート

メディアへの掲載交渉の他にも、各ASPは提携メディア、掲載メディアを増やす様々な施策を持っています。例としてA8.netで実施できる施策を一部ご紹介します。

自己アフィリエイト

メディア自身が実際にプログラムの商品やサービスを申し込んで成果報酬を受け取る
ユーザー体験を通し、サービスの魅力を知ってもらう

報酬アップキャンペーン

キャンペーン期間中の成果報酬を通常より引き上げる
自己アフィリエイトでキャンペーンすることも可能

新規掲載ボーナス

キャンペーン期間中に成果発生したメディアのうち、
過去に成果発生歴がない新規掲載のメディアに単発のボーナス報酬を上乗せする

レビュー募集プログラム

商品提供にてレビュー記事が作成可能なメディアを募集する
当選メディアは広告主側で選考後、最終決定

ASPでは上記のような施策提案や広告主の課題点に応じたサポートを受けられます。売上を増やすためには、まずより多くのメディアに提携・掲載をしてもらうことから始まるので、必要に応じて施策相談の場は設けておくとよいでしょう。

A8.netではプログラム開始から5ヶ月間、専任の担当チームがついてサポートを実施しています。掲載面の拡大や報酬単価の変更など、ぜひお気軽にご相談ください。

また各施策の詳しい解説は以下コラムでもご紹介しています。合わせてご覧ください。

セミナーなど一斉募集の実施

メディア数を多く抱えているASPなどであれば、ASP内でメディア向けのセミナーやイベントなどを開催してメディアとの接点を創出することが可能です。

広告主から直接自社商品のメリットを伝えることで、メディアはより具体的な記事作成に取り組むことができます。セミナー実施の場合、参加特典として商品提供や特別報酬キャンペーンなどを用意すると参加者数増加が期待できます。セミナー参加のメディアは提携のみのメディアよりも比較的温度感が高い傾向にあるため、しっかり商品メリットを伝えておきたいところです。

また、メディアとのコミュニケーションを取ることで、メディア視点で重視しているポイントや新たな切り口などが見つかるケースもあるので、広告主・メディア双方に新たな発見が生まれるかもしれません。

セミナー内容は下記のように様々な実施ケースがあるので、商品やサービスの特徴にあったものを開催していきましょう。

商品紹介セミナー

一般的な自社商品の紹介セミナー。商品のメリット、訴求ポイント、
ブランド理念などを共有し、メディアの理解を深める。

試食会

食品系の広告主で実施。様々な自社商品を用意し、メディアに試食してもらう。
通常のセミナーよりもメディアとの距離が近いため、コミュニケーションが取りやすい。

サービス体験会

パーソナルジムやエステの施術など、サービス系の広告主で実施。
メディア側は体験できないことも多いため、リアリティーのある記事が期待できる。

その他にもA8netでは、広告主とメディアが一堂に会するイベント、「A8フェスティバル」を開催しています。広告主とメディアの出会いの場としてぜひ活用してみてください。

ASPを利用するにあたっての注意点

最後に、ASPを利用する上での注意点をご紹介します。

目的を決めておく

ASPの施策はそれぞれ目的に適した施策を実施していくことで、提携メディア、掲載メディアの増加、ひいては売上の増加に繋がっていきます。

「新商品の認知拡大のための導入」

「広告チャネルの拡大のための導入」など

どのような目的でASPを利用するかを明確にしておくと、次に打ち出す施策の判断基準にもなり、ASP側からの提案もより要望に近いものになります。広告予算や人的・時間的リソースを無駄にしないためにも、自社商品が購買段階においてどのようなユーザーを狙うのか、何のためにASPを利用するのかを認識しておきましょう。

自社商品のマーケティング目的・市場でのユーザー関心状態を振り返るには「カスタマージャーニー」を作成することで明確に描きやすくなります。カスタマージャーニーについては以下のコラムで詳しく紹介していますのでぜひご覧ください。

中長期的な視点を持つ

アフィリエイト広告は、メディアが第三者視点での記事作成をしてくれる反面、記事作成する期間が必要になります。そのため短期的な獲得というよりは、1~3ヶ月ほどかけて徐々に獲得メディアを育成し増やしていく認識を持っておくとよいでしょう。

メディアの育成の流れ

未提携メディア:プログラムと提携していないメディア

提携メディア:プログラムと提携しているメディア

掲載メディア:プログラムと提携し、かつ記事作成しているメディア

獲得メディア:プログラムと提携し、かつ記事作成し、かつ獲得できているメディア

各メディアの状況は、ASP管理画面から確認可能なので、クリック数・コンバージョン数などの数値を参考にPDCAを回しながら中長期的に施策を打ち出していきましょう。

困っている点はASP担当者に相談する

今回紹介した利用方法以外にも、ASPはアフィリエイト広告に関して様々なノウハウを持っています。

施策を実施するにあたっての懸念点や、困っている点などがあれば、一度ASP担当者にまず相談してみることで解決できる点があるかもしれません。実際に開始して半年間全く成果が出なかった広告主が、ASP担当者と連携して3ヶ月継続したところ急激に獲得が増えた、というケースもあります。

自社のみで結論を出して自己完結するよりも、解決方法がないかASP担当者にまず聞いてみるというスタンスで情報連携できる関係があると、より有意義な運用に繋がるでしょう。定期的なミーティングなどを組み、獲得状況の確認から、キャンペーン、メディアのトレンドなどを共有する場として設けるのもおすすめです。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

せっかくASPを利用するのであれば、最大限活用した上で、アフィリエイト広告を進めていきたいところ。

アフィリエイト広告の導入に対して不安に思っている点や疑問点があれば、まずはASPに相談してみてはいかがでしょうか。

A8.netの導入ご検討・ご相談の方はぜひお気軽に資料請求ください。

この記事の執筆者

A8.netマーケティングチーム編集部

A8.netマーケティングチーム編集部

導入企業累計25,000社以上!
国内最大級アフィリエイト広告「A8.net」のマーケティングチーム編集部が執筆するコラムとなります。
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