A8.net アフィリエイトコラム

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【効果測定データあり】広告クリエイティブの作り方・ポイントを解説!

【効果測定データあり】広告クリエイティブの作り方・ポイントを解説!

  • 2022/01/17
  • 2024/03/28

WEB広告におけるクリエイティブの重要性については、広告出稿を考えている方々にとって配信面の選定と同様に非常に気がかりな部分かと思います。

しかし、新規集客・ブランド認知拡大などの広告目的に応じて、どのようなクリエイティブを作成すればいいのか分からずお悩み中の方も少なくないでしょう。

重要なことは、「誰に」「何を」「どこで」「どのように伝えるか」という表現・アイデアのパターンを自社なりに試行錯誤を繰り返しながら作成することです。

今回は各広告媒体におけるクリエイティブの傾向について紹介します。

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広告クリエイティブの構成要素

最初に広告クリエイティブの構成要素を、ターゲット・構成計算の2点に分解して、それぞれについてご紹介していきます。

ターゲットの明確化

広告クリエイティブ作成に当たり取り組むべきは、広告を届けるターゲットを明確にすることです。

そのためにはどんなユーザーがメイン層なのか、そして将来獲得していきたいユーザー層はどのようなニーズを持っているのかをできるだけ具体的に想定することから始めましょう。

下記画像は一例ですが、方針のヒントとして参考にしてみてはいかがでしょうか。

ターゲットの明確化

計算された構成

一般のイメージとしてクリエイティブというとデザインセンスのみに左右されると思われるかもしれませんが、実は最重要事項はセンスではありません。

広告クリエイティブ作成において最も重要なのは、きちんと計算された構成のプランニングです。

構成のプランニングの基礎としてはまず作業過程を定式化することが必要です。

定式化するためには、クリエイティブをどのように作成するか構成要素・要素の配置などを順番に組み立て、再現性のあるフローに従って決定していくことが必要です。

具体的な定式化した際のフローはこのようなイメージとなります。

  1. サイズを媒体に合わせて決定
  2. 訴求の方向性を決める
  3. キービジュアルの選定
  4. ロゴ・キャッチコピーを配置する
  5. 訴求内容・遷移先に合わせたCTAを設定

下記に構成を定式化して作成したバナー画像クリエイティブの例を示します。

クリエイティブラフ

クリエイティブを作成する際、特に画像の場合はデザインのラフを起こして画像内の配置をどのように組み立てるか方針を決めるところから始めましょう。

上記のような形でラフ配置が決定したら、次は配置するロゴ、キャッチコピー、イメージ図・人物、背景画像、CTAボタンなど各要素をパーツのようにそれぞれ作成していきます。

また、クリエイティブのパーツ作成の際は、以下のような点を基本として意識しましょう。

  • 色合いやフォントの統一性
  • テキストの比率は少量
  • 商品、サービスをイメージできるイラスト
  • 情報への視点誘導があるレイアウト

クリエイティブの種類

また、配信フォーマットでの大枠で見たとき、広告クリエイティブの種類としては画像・動画・コピーライトの3種がメインとなります。

画像のクリエイティブに関しては先述しているため、残りの動画・コピーライトについての注目ポイントは以下の通りになります。

動画で確認すべきポイントは下記のような点が挙げられます。

  • ビジュアルで魅力を数秒内に伝達
  • 音声と動画で伝える箇所を分ける
  • CTA導線の用意

コピーライトで確認すべきポイントは下記のような点が挙げられます。

  • 日常で使う言葉で短文である
  • ターゲットの心理・感情に訴えかける表現である
  • 誇大表現を避ける

クリエイティブは実際に運用をしていく中で、どの訴求・トーン等の要素で作成した内容が反応率が高いのかテストを繰り返すことが重要です。

そのためクリエイティブは効果検証できるように複数パターンを準備しておき、配信するクリエイティブのクオリティを高めていきましょう。

ここまでクリエイティブの基礎的な構成と作成時のポイントについて見てきましたが、どのような広告を配信するかによって配信面の得意とするクリエイティブの傾向に差があります。

次のセクションではその配信面についての傾向をまとめて見ていきたいと思います。

広告掲載面ごとの傾向

クリエイティブに深くかかわる代表的な広告掲載面として、リスティング・SNS・アフィリエイトのクリエイティブの傾向を確認していきましょう。

リスティング広告の傾向

リスティング広告では文章ベースで訴求する形式となるため、他の配信面以上にキャッチコピーが重要となります。

特に検索連動型と言われるように、前提としてユーザーのニーズが顕在化していることが大多数のため、購買を検討しているユーザーに向けた訴求をしていく必要があります。

そんなリスティング広告におけるクリエイティブを有効にするための注目ポイントとしては以下のようなものが挙げられます。

  • キャッチコピーに検索キーワードを入れる
  • 商品やサービスの実績値や数字で訴求
  • 扱うブランドの「限定感」「公式」を明示

リスティングでは一目で魅力・訴求内容が伝わる短文を意識することが重要です。

なお、上記のようなポイントを押さえたうえで、下記のGoogleのポリシーをもとに広告審査に従った内容で配信しましょう。

SNS広告の傾向

SNSは媒体により得意とするクリエイティブの特徴は異なります。

ここではそれぞれのSNS媒体毎に特徴・クリエイティブ準備の際の着目ポイントを見ていきましょう。

Facebook広告、Instagram広告の傾向

Facebook広告とInstagram広告を利用すれば、写真画像・動画でそれぞれのターゲットとなるメインユーザー層へ、視覚的なイメージで広告を届けていくことができます。

掲載形式はフィード、ストーリーズ、発見タブなど多種多様なものが用意されています。

Facebook広告とInstagram広告に共通して言えるのは、他広告よりも特にファーストインプレッションが重要ということです。

FacebookとInstagramでは写真と動画の投稿がベースとなっており、どの掲載形式においても最初の数秒間が広告パフォーマンスとしての勝負タイムとなってきます。

●クリエイティブ準備の際の着目ポイント

  • 推奨のアスペクト比に合わせたサイズを用意する
  • 配信内容に対して複数のクリエイティブを用意する

なお、サイズ・形式の規定は以下の通りとなります。

●Facebook

出典元:広告フォーマット

出典元:動画広告要件

X(旧Twitter)広告の傾向

X(旧Twitter)は気軽に利用するユーザーが多いため、クリエイティブに共通して必要な心得は「スワイプ中でも一目で情報がわかる」ということです。

つまりタイムライン上で瞬間的に認識され、共感を得るクリエイティブが求められるということです。

また広告掲載時に、あわせて商品・サービスのメリットとクリック後の遷移先の説明テキストがあると、目的にマッチしたより良質なリード獲得に繋がる導線となることでしょう。

●クリエイティブ準備の際の着目ポイント

  • オリジナルのハッシュタグを作成
  • X(旧Twitter)の投票機能付きポストと連携したクリエイティブを投稿

なお、サイズ・形式の規定は以下の通りとなります。

YouTube広告の傾向

YouTube広告では配信される形式により表示される時間、課金タイミングが異なります。

クリエイティブを作成する際には、最低限表示される動画の秒数を意識しましょう。スキップが効かない数秒の訴求内容でいかにユーザーの興味を引くかが勝負になります。

●クリエイティブ準備の際の着目ポイント

  • 広告枠の秒数に合わせてクリエイティブのシナリオ・構成を変化させる
  • 「静止画ではなく動画で伝える意味」をもたせる

なお、サイズ・形式の規定は以下の通りとなります。

アフィリエイト広告の傾向

アフィリエイト広告において必要なクリエイティブは主に3種類です。

  1. バナー素材
  2. テキスト素材
  3. メール素材

アフィリエイト広告におけるクリエイティブとしてはバナー素材が多く用いられます。

そんなバナーの中でもまずサイズや訴求パターン別に豊富に用意することで、商品紹介の記事を作成し、広告素材を掲載するメディア運営者にとって訴求の幅が広がります

●クリエイティブ準備の際の着目ポイント

  • クリック遷移先のLPと合致したクリエイティブ
  • 多様なブログのスタイルに合うサイズの用意
  • 優先訴求する商品について個別のクリエイティブを用意
  • 訴求内容ごとのクリエイティブパターンを用意

A8.netでのクリエイティブの傾向

今回はA8.netの(2019/01~2021/08)の期間でバナーサイズCVRの関係についてデータ抽出しております。

以下実際にA8.netで効果の出ているクリエイティブのバナーサイズとなります。

「バナーサイズ(縦×横)とCVRの関係」を軸に上位10位を抜き出してグラフとしております。

上位のバナーでは縦サイズもしくは横サイズどちらか一方が600px以上の大サイズのものから多くコンバージョンが発生しており、比較的PCからのコンバージョンが出やすい傾向にあるようです。代表的な各広告配信面のクリエイティブ

上位のバナーでは縦サイズもしくは横サイズどちらか一方が600px以上の大サイズのものから多くコンバージョンが発生しており、比較的PCからのコンバージョンが出やすい傾向にあるようです。

このデータ結果に対して以下のような傾向が考えられます。

・バナーとして視認される確率が高まる

また、【90×728】【280×336】【33×224】など、1px単位で細かく仕様をこだわったバナーも上位に位置しているため、色々なメディアのフォーマットに対応することがコンバージョンに繋がるという点も注目すべきポイントです。

このデータ結果に対しては以下のような傾向が考えられます。

・コンバージョンに繋がる掲載面は多様なサイズのバナーを求めている

とりわけアフィリエイトではメディア≒ユーザーの目線で掲載面を拡大していきます。メディアの掲載を促進させるには多様な紹介方法に合うクリエイティブのフォーマットを用意できると理想です。

まとめ

いかがでしたでしょうか?
広告におけるクリエイティブの作成方法は理解できましたでしょうか?

それぞれ自社の状況に応じて必要なクリエイティブの方向性があり、それは出稿媒体によっても変化していきます。
自社のターゲットへ商品・サービスを推薦するポイントをクリエイティブに表現することは決して簡単なことではありませんが、ユーザーの心を掴むには極めて重要な要素となります。

ただ、初めて出稿する広告ではどのようなクリエイティブを作成すればいいのか迷うところかと思います。その場合には出稿先の媒体で実績のある広告運営会社・制作会社にアドバイスを貰いましょう。

当社A8.netではご希望の企業様に対してアフィリエイト広告導入の際にバナー作成プランを承っております。もしアフィリエイト広告を検討中であれば下記バナーから資料をダウンロードしてクリエイティブについてお問い合わせくださいませ。

また、資料ではアフィリエイト広告のメリット・運用のポイント・導入方法まで記載しております。アフィリエイトに興味がある方や少しでも実施するか迷っている方はぜひダウンロードしてみてください!  

この記事の執筆者

A8.netマーケティングチーム編集部

A8.netマーケティングチーム編集部

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