導入実績は累計25,000社以上。様々な業界、業種の方にご利用いただいております。
他社事例をご参考に、ぜひA8.netを活用してみてください。
"たのしい食のセルフケア文化を創る"をミッションに掲げる食品スタートアップの株式会社Greenspoonは、定額制のパーソナルスムージーとスープの販売を行っています。
新しいかたちのサービスとして市場で戦っていくために、SEOを中心に掲載面を広げていきたいというご要望をいただき、2020年3月のサービスリリースと同時期にA8.netをご導入いただきました。
今回はブランドに込める熱い想いから、D2Cならではのブランディング、マーケティング戦略について、代表取締役田邊友則さんとマーケティング担当三原壮太郎さんにお話を伺いました。
まずはじめに、GREEN SPOONの誕生背景やブランド立ち上げのきっかけを教えてください。
ブランドの立ち上げは、前職の退職後、約2年間海外に滞在していた時に、病気になる前に予防するセルフケアの文化に触れたことがきっかけです。
もちろん健康のために運動する、身体を鍛えるという側面もあるんですが、それ以上に食への意識が非常に高いことが印象的でした。
ジムに行ったりランニングしたり、自分に良いことした時って、いい気分になりませんか?
食べるという行為が、健康な身体につながるのはもちろんですが、そういった心の豊かさにもつながると感じました。
僕自信も新卒時代を思い出しても、忙しい毎日の中で、自分の健康を気遣う余裕はなかったんですよね。
だからこそ簡単にセルフケアができ、それを楽しく続けられるものを体現するサービスをつくろうと思い、GREEN SPOONを立ち上げました。
ブランドはスムージーからスタートされていましたが、もともとスムージーを販売すると決めていたわけではなくて、食とセルフケアを重視されていたのですか?
セルフケアを通して自分を好きでい続ける人生をつくっていきたい、そんな人が一人でも増えたらいいなという想いが根底にあります。
ブランドはよく宗教に例えられるのですが、意思だと思っていて、意思がないとブランドは立ち上がらないんですよね。
どんな世界にしていきたいのかという意思がすごく大切だし、GREEN SPOONがある世界とない世界を比べたときに、GREEN SPOONがその差分をつくらないといけないと思っています。
だから最初からスムージーでなければならないと思っていたわけではありません。
僕は肉も魚も好きなんですが、習慣として野菜やフルーツをバランスよく摂ることは意外と難しいと感じていました。
まずはそこを簡単にしようと思って、第一弾としてスムージーをリリースしました。
まずこんな世界をつくりたいという思いから、自分たちが求める商品としてスムージーの販売を開始されたんですね。
その価値を届ける「誰」という人物像を具体化するフェーズはどのように行われたのでしょうか?
僕らの場合は自分たちが欲しいものというのが最初にありましたが、僕らの周りには同年代で仕事や育児、家事を頑張っている方がいて、そういった自分と年代や状況が近しい人達がハッピーになれるようなものを届けていきたいと決めていました。
そのあとは条件や状況を薄めていくイメージですね。
例えば次のターゲットが40代で小学生の子供がいるお母さんの場合、今の僕にはそのお母さんの気持ちは理解できないですが、簡単に野菜がとりたいとか、子供に好き嫌いなく食べてもらいたいといった重なる部分は絶対ありますよね。
ペルソナの本質部分は変わらないので、抽象化と具体化の重なりを見つけていく感じで考えていきました。
実際にサービスリリースした後の周りの反応も、想定していたものが多かったです。
A8.netにご相談いただいていた際に、新規顧客獲得の設計をご共有いただいておりましたが、サービス初期の段階からアフィリエイトも含まれていましたよね。
どのように広告施策の全体設計をされたのでしょうか?
誰に何の価値を届けたいのかという定義を明確にしたうえで、どんな方法で、どの広告施策で伝えていくかを考えていきました。
最終的には割り出したCPA以下で獲得できるかという基準になるので、成果報酬で決められる点はアフィリエイトのいいところですね。
GREEN SPOONを購入されて、一人のお客様に長く利用してもらうためには何を一番意識されていますか?
一番意識していることは、プロダクトを通して「楽しさが続く」をつくるということです。
この会社はスムージーとスープというプロダクトを販売する会社なんですね。
スムージーもスープも毎日消費するものだから、同じものを食べ続けるって飽きるじゃないですか。
でもたくさんの商品の中から好きなものを選んだり、季節限定商品やコラボ商品が出たりすることで、楽しさが続きますよね。
毎月届くスムージーとスープを自由に組み合わせ可能にしているのは、お客様のライフスタイルに合わせて使ってほしいからです。
楽しさをどう届けられるかがすごく重要で、プロダクトで楽しさを出すということが一番意識していることです。
僕らはお客様にどんな気持ちになってほしいかっていう情緒価値を定めているんですよ。
JOY(楽しさ)やSELF LOVE(自己肯定感) などをとかを定義していますが、商品のネーミングやイラストも含めて楽しさを意識してます。
商品購入までの顧客とのタッチポイントにおいて、ブランドの理解を深める・好きになってもらうための顧客体験を入れている部分や、工夫しているポイントがあれば教えてください。
一番はパーソナル診断を入れていることです。
僕自身が自分に何の栄養が足りていないか分からないということが課題だったので、パーソナル診断を入れました。
診断内容も異なるので、人によっては15問くらいと決して短いわけではありませんが、ほとんどの人が離脱していないので、意欲の高い状態で購入までつながっているのかなと思います。
認知の段階で意図的に作れているものを挙げるとInstagramではあるんですが、新規の入り口はテレビのメディアやタレントが紹介してくれたことが大きかったです。
SNSもすごくこだわっていらっしゃいますよね。
イメージは載せたくなくて、仕事の日の朝や急いでいる時の多忙な生活シーンではなく、ゆったり映画見ながら家でスムージーを飲むシーンを想像されているとおっしゃっていましたよね。
ポジショニングではないですけど、GREEN SPOONってお客様にとって自宅で価値を発揮するものなんですよね。
スムージーというと代々木公園でシート広げて飲むみたいなシーンは最高のシチュエーションなんですけど、その写真を載せてしまうと、僕らの価値がぶれてしまう。
自宅というという環境下での価値をつくっていきたいので、そういった統一は最初から図っていましたね。
アフィリエイトの口コミも、基本的にメディアさんの主観で書かれて広がっていきますよね。
貴社で大事にされているブランドと、相反する記事が上がる可能性もあると思いますが、その辺りはアフィリエイト広告をどう捉えていらっしゃいますか?
コントロールができるならしたいとは思っていますが、そこは現実と理想のバランスだと思います。
アフィリエイト領域に関してはコントロールが難しいところもあるので、仕方ないかなと。
ただ、広告の取り組み全体で見たときには、相反するものが一部であるように、僕らが調整したいなと思っていますね。
前提としてブランドを定義するのはお客様なので、メディアの方がどうとらえるかもコントロールの外だと思っています。
僕らはもちろん存在を示していかないといけないですし、意思が伝わるように体験設計しなきゃいけないと思っています。
アフィリエイトをご実施いただくにあたり、プログラム設計で気を付けていたことはありますか?
やはりマーケットというのが存在するので、類似のサービスを提供される他社の案件は意識せざるをえなかったですね。
GREEN SPOON自体が新しいサービスなので、全く同じ商品の競合ではないですが、とはいえ冷凍弁当とか、宅配食品のあたりをベンチマークするしかなかったところはありますね。
A8.netが貴社のビジネスにどのように貢献できているかを教えてください。
直接的な成果を追っているので、安定的に獲得できるというのは設計上において安心できる部分ですね。
A8.netの場合は、他社ASPさんと比べて件数の部分で牽引していただいているので、そこのサポートはしていただけている実感があります。
また、体験を届ける、ブランドの想いを届けるという点で、すごく相性がいいのではと思います。
9月にA8フェスティバルに出させていただいて、提携を希望するメディアさんの声が想像以上に多くてびっくりしました。
メディアさんとの距離感や提携数は、長くサービスを提供されてきたからこその距離感なのかなという感触もありました。
今後のA8.netのサービス改善として、メディアさんとの接点におけるご要望は御座いますでしょうか。
メディアさんに食べてもらう、体験してもらう場は作りたいですし、積極的に作ってほしいと思います。
これは食品だからというのが大きな理由ですが、最終的にはやっぱり食べてもらわないと分からないんですね。
言葉や写真でどんなに魅力的に伝えても、最後は食べておいしいかどうかというシンプルな世界なので、それが体験できないとメディアさんも自信をもって紹介できないと思います。
商品が20種類ほどあることも、それを好きに組み合わせできることも、その価値はやはり食べてもらってわかるものなので、それぞれ違っておいしいという体験を一緒にできたらいいですね。
今後のアフィリエイト運用で実施していきたいことや目標を教えてください。
シンプルにたくさんの人に食べてほしい、いろんな人に届けたいです。
僕らはすごくいい商品を作っている自信があるんですよ。
それは工場の選定から、全ての工程を自分たちでやり切って、自分たちの目で見ているから。
そのうえでA8.netは規模感があると思うし、多くの方に届けられる魅力的なメディアさんがたくさんいるので、そういった方々が消費者に届けてくれるように、しっかり価値を伝えていきたいですね。
自信があるからこそ、たくさんの人にGREEN SPOONを広めたいし、A8.netにもそれをサポートしてほしいです。
最後に、これからアフィリエイトを検討される企業様にメッセージをお願いします。
やりませんっていう理由はないかなと思っているので、やればいいんじゃないかなと(笑)
全ては消費者の動き方をとらえているかだと思っていて、消費者が検索から入ってくることが当たり前になっている世の中で、アフィリエイトはリスクなくできるのでやればいいんじゃないかなと思います。
もちろん設計がしっかりできている前提ではありますが、面を取っておくのは大事ですしね。
大変貴重なお話を聞かせてくださりありがとうございました!
「食のセルフケアを習慣として身に付けるため、簡単に、楽しく続けられるものを」というお二人の想いの強さが取材でも随所に感じられて、非常に印象的でした。
また、商品名、パッケージ、パーソナル診断、SNSの投稿、どこを切り取ってもブランドの想いが軸にあり、その一貫性がブランドの想いを伝え、顧客に支持される一つの要因となっていると思いました。
もちろん食品で一番重要な味は絶品です!(取材の際にご馳走になりました。個人的なおすすめは、日本人にも馴染みやすい味噌をベースにしたTadaimaです。)
より多くの人にGREEN SPOONを知ってもらい、食べてもらえるよう、A8.netとその先のメディアを通して貢献できるよう努めていきます。
※本記事内の数値や画像、役職などの情報はすべて取材時点(2020年11月27日)のものです。