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記事で狙うキーワードを選定する基本的な方法

Googleの検索結果の上位表示を狙う上で、Googleのガイドラインに則ったコンテンツを作る必要があります。
また、サイトで扱っているテーマに関連するコンテンツでサイトの中を満たしておくことも重要です。それにより、Googleはそのテーマに関係する情報が網羅されているサイトだと判断し、テーマに関係したキーワードの上位表示に繋がりやすくなります。

ではそのテーマに関係のありそうなキーワードを一つずつ記事にしていこうとすると、キーワードの数が多ければどうしても時間やコストの問題がでてきます。
そこで必要になってくるのが、キーワードの選定と優先順位のつけ方です。

そもそもビッグワードは狙ってはいけない?

インターネット回線のテーマを例にすると、「インターネット」「光回線」などのビッグワードと呼ばれるキーワードは、検索される回数も多く、サイトを運営する方にしてみれば欲しいキーワードと言えるかもしれません。狙うこと自体に問題はありませんが、ユーザー一人ひとりがビッグワードで検索する割合は、インターネット回線のことを調べてから申し込みに至るまでの過程の中で考えると、決して多くはないのです。

下記はインターネット回線の契約を考えているユーザーが、情報を集めるところから契約の手前の段階で、実際に検索したキーワードです。インターネット回線への理解が進むにつれ、キーワードはどんどん具体的に、かつインターネット回線の契約に近づいていることがわかります。

 

1.光回線ってなに? 「光回線とは」
2.光回線を契約したいけど数が多くてよくわからない 「光回線 比較」「インターネット回線 おすすめ」「ソフトバンク光」「NURO光」
3.NURO光が速い、ソフトバンク光は違約金を負担する、どっちがいいだろう 「ソフトバンク光 NURO光 違い」「NURO光 速度」「ソフトバンク光 キャンペーン」「ソフトバンク光 評判」「NURO光 評判」
4.ソフトバンク光は代理店を経由して申し込むと安くなるらしい。
どこがいいだろう?
「ソフトバンク光 代理店 比較」
「ソフトバンク光 代理店 おすすめ」

 

上記で出したキーワードのほとんどが、ミドルワードやロングテールワードに分類されるものです。
一人のユーザーが申し込みに至るまでにおこなう一連の検索行動の中で、このミドルワードやロングテールワードで検索する割合がビッグワードよりも大きく占めています。
また、ユーザーの申し込みが近い、言い換えるとコンバージョンワードと呼ばれるキーワードも、このミドルワードやロングテールワードです。

 

まとめると、ユーザーに焦点を当てて考えた時に、ビッグワードよりもミドルワードやロングテールワードで検索する割合が大きく、コンバージョンも多く含まれること、冒頭でお伝えしたサイト内でコンテンツを満たすことに繋がるため、このミドルワードとロングテールワードからコンテンツを作っていく必要があります。

 

 

ツールを使ってキーワードを出していく

ここからは手順の話に入ります。
まずおこなう作業は、サイトのテーマに関連するキーワードをリストアップすることです。
キーワードは後々選定していくので、関連するキーワードは数多く出して問題ありません。キーワードを出していく作業は、ユーザーの検索行動などから関連しそうなキーワードを出す方法や、ツールを使って機械的に出す方法などが挙げられます。 機械的にキーワードを出すツールは、無料のものだとキーワードプランナーやgoodkeyword、KOUHO.jpが、有料のツールだとMierucaやahrefsがあります。

 

 

なお上記であげたツールのなかで、おすすめはキーワードプランナーです。
先に挙げたgoodkeywordやKOUHO.jpは、ツールに入力したキーワードから予測検索される語句だけを抽出します。しかしキーワードプランナーは、キーワードからではなく、ユーザーがそのキーワードで検索した背景などから関連するキーワードを抽出できるので、他のサジェストツールでは出せないようなキーワードも抽出できます。今回はこのキーワードプランナーを使ってキーワードを出していきます。

キーワードプランナーはこちら

※Googleアカウントが必要です。

 

必要のないキーワードを削る

キーワードを抽出したら、次はそのキーワードからコンテンツの制作に使わないキーワード削る作業です。
削るときの指標は以下の通りです。

 

案内型のクエリ(インフォメーションクエリ)

会社名やサービス名など、検索者が訪れたいサイトが明確になっているキーワードのことを指します。
このように行き先が明確になっているキーワードは、自分のメディアで書く必要はないのでリストから外します。

 

検索ボリュームが少ない

リストアップしたキーワードが多すぎて、上記の案内型クエリにあたりキーワードを削除しても何千何万とキーワードがある場合、この後の選定する作業に影響するため、相対的にみてボリュームの少ないキーワードを削ります。

 

案内型のクエリとは

この表は「インターネット回線」を起点にキーワードプランナーから出したキーワードの一部です。

 

キーワード 検索ボリューム 種別
「プロバイダー」 40500 案内型
「ntt」 135000 案内型
「インターネット 料金」 4400
「フレッツ」 14800 案内型
「ntt 光」 8100 案内型
「光 インターネット」 2900
「プロバイダ おすすめ」 9900
「ブロードバンド isp」 10 案内型

このなかで案内型クエリは、
「プロバイダー」「ntt」「フレッツ」「ntt 光」「ブロードバンド isp」などが挙げられます。
商品名や会社名などになっていて分かりやすいものもありますが、パッと見て判断できなければ、そのキーワードで実際に検索してみましょう。 明らかに公式サイトが多い検索結果の場合、案内型クエリと判断します。

 

競合サイトを見て優先順位をつける

ここからはキーワードに優先度をつけて、コンテンツを作成する順番を決めていく作業です。
一つのキーワードに対して、上位表示できている競合サイトの数が多いほど、上位表示に必要なキーワードだと判断します。

まずは、それぞれの競合サイトがさきほどリストアップしたキーワードをどれくらい上位表示できているかを調べます。地道な作業になりますが、さきほどリストアップしたキーワードを一つひとつ順位チェックツールにいれていきましょう。
今回使うツールは、一度に3つまで対象としたサイトのキーワードの順位を調べられるSEOチェキ!です。

 

競合サイトが取得しているキーワードごとの順位をExcelにまとめ、ランクイン数(10位以内)が多く、順位合計値が低いキーワードの順番に並べ替えると以下の図のようになります。

 

D列が競合サイトがランクイン(10位以内獲得)できている数で、C列が競合サイトがそのキーワードで獲得できている順位の合計を表しています。つまりC列の数値が小さいほど、競合サイトが上位表示しているということです。
キーワード選定の指標として競合サイトが獲得できていて(ランクイン数多い)尚且つ、獲得できている順位が良い(順位の合計値が低い)キーワードが優先順位が高いと言えます。
なお、圏外のキーワードはすべて100として計算しています。

一つずつ調べるのは時間のかかる地道な作業ですが、決して検索ボリュームの多いキーワードが重要とは限らないこと、キーワードを取得している競合サイトの数から上位表示に重要そうなキーワードの”あて”がつけられること、などを踏まえると軽視できない作業です。 なお、有料のツールですが、Mierucaを使えば、サジェストしたキーワードが競合サイトで何位を獲得しているのかを一度に抽出することができます。

 

検索意図の同じキーワードのグルーピング

キーワードの優先順位を決めたので後はコンテンツを作っていくだけ。と言いたいところですが、最後に重要な作業があります。
リストアップしたキーワードのなかには、単語は異なるのに同じ検索意図を持っているものもあります。

例えば、「インターネット 光 おすすめ」と「光 インターネット 比較」で検索したときの検索結果を比べてみましょう。

 

インターネット 光 おすすめ

光 インターネット 比較

左が「インターネット 光 おすすめ」、右が「光 インターネット 比較」の検索結果です。
キーワードからもなんとなく同じような意図だろうと汲み取ることはできますが、検索結果でも光回線を比較する記事が目立ちます。このように同じ検索意図のキーワードは必ず出るので、同じ記事にするということで検索意図ごとにまとめてしまいましょう。

 

あいまいな検索意図は分解して考える

グルーピングの作業をしていると、検索意図があいまいなキーワードにあたることがあります。

 

例えば、「フレッツ光 マンション」というキーワード。一見、案内型クエリのようにも見えますが、検索してみると公式サイトの料金説明ページがわかりづらい方には、わかりやすく説明しなおした記事のニーズもあることが分かります。

このまま、このキーワードで記事を書いても問題はありませんが、フレッツ光には西日本と東日本があり、料金プランもマンションタイプと戸建タイプに分かれます。
また、マンションタイプだけでも複数のプランが存在し、さらにマンションによってはフレッツ光の料金が発生しない場合もあります。これらの情報がすべて必要だと判断し、一つの記事にしてしまうと、膨大な長さの記事になることが予測できます。

下記は、有料ツールのMierucaを使って、「フレッツ光 マンション」からサジェストされるキーワードを可視化したものです。
「マンション」から伸びている矢印の大きさが、次に入力される語句のボリュームの大きさを表しており、複数の検索意図が混在していることがわかります。

 

長い記事が悪いわけではありませんが、検索者はフレッツ光のマンションタイプに関するすべての情報が欲しい訳ではありません。
記事が長くなればなるほど、読者にとって欲しい情報は探しづらくなるので、
「フレッツ光 マンション 速度」
「フレッツ光 マンション vdsl」など、マンションから派生するキーワードに分解し、検索意図を明確にしていきましょう。

このあいまいな検索意図を分解していく作業は、実はサイト運営側にとって記事とサイト自体を分析しやすくなるという大きなメリットがあります。

記事は公開後、順位が取れているかどうか経過を観察すると思いますが、記事が長くなればなるほど、記事のどの部分が原因で記事の品質が悪いのか特定しづらくなるのです。


引用:Mieruca

まとめ

キーワードの選定作業を改めてまとめます。

 

 

  1. 関連するキーワードをキーワードプランナーなどを使ってリストアップ
  2. 案内型クエリを除外
  3. 競合サイトの順位取得状況をエクセルにまとめて優先度順に
  4. 同じ検索意図のキーワード同士をまとめていく

 

キーワードの広げ方から優先順位をつける一連の流れを紹介しましたが、いかがでしたか?
今回はキーワードプランナーを使った手順で進めましたが、キーワードプランナーもあくまでキーワードの候補を出していく補助ツールです。
実際のユーザーが検索するキーワードをすべて抽出できるわけではありません。
サイトやコンテンツに限らず、マーケティングはすべて人を起点に考えます。キーワードプランナーなどのツールは、ユーザーのニーズを掴むためのヒントをもらうという前提で使うようにしましょう。