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アフィリエイト成功事例を紹介!先輩メディアへインタビュー

現役介護士ブロガーのメディア運営の姿勢。個性を生かしたファンづくりの手法

先輩メディア:深井竜次(たんたん)さん

介護士働き方コム

島根県在住の現役介護士。介護の現場に立ち続けながら、介護職専門のブログ「介護士働き方コム」を運営している。2020年2月に「月収15万円だった現役介護士の僕が月収100万円になった幸せな働き方」(KADOKAWA)を上梓。

・運営サイト

何のためにメディアを運営するのか?何を伝えたいのか?
メディアを運営する前に、まず決めておきたいことがコンセプトや理念です。運営方針が決まっていると、それに基づいて発信したい情報を決めたり、正しい情報を伝えようとする責任感が生まれたりするからです。メディアでは、検索エンジン最適化(SEO)や収益化に意識が向いてしまうこともあると思いますが、サイトとして独自の視点を持って付加価値ある情報をユーザーに提供するためには、メディアとしての軸が必要といえます。

「たんたん」こと深井竜次さんは、島根県で派遣介護士として働く傍ら、本業の経験を生かして「介護働き方コム」でブログを執筆しています。「介護職の働き方を変えたい」「介護業界のイメージを変えたい」と使命感を持ってメディアを運営しているからこそ、現場の声を代弁した記事やアドバイスがユーザーの共感を生み、固定ファンの獲得や収益化につながっています。

 

 

自分と同じ悩みを持った介護士の役立つ情報を提供したい

 

まずは深井さんの介護士としての経歴について聞かせていただけますか?

働き始めた当初は、介護士ではなく保育士だったんです。高校卒業後、保育士の専門学校を経て、1年間は保育士として働いていました。ご縁があって老人ホームの介護職に転職しました。それから島根の老人ホームで3年ほど働きました。
介護の仕事自体はとても水に合っていたのですが、手取り15万円以下の低賃金に将来の不安を感じていたんです。収入を上げるためにどうすればいいかと考えたとき、給与水準が高い東京で夜勤専属の派遣介護士として働くという決断に至りました。2016年に上京したころ、メディア運営も本格的に始めました。

広告を掲載したきっかけは何だったんでしょう?

もともと日記感覚でブログを書いていて、アドセンスを貼ったところ月2万円程度の収入にはなっていました。ブログの収益化について、さらに調べる中でアフィリエイトの存在を知り、自分が書けそうなテーマの広告を探してみたところ、当時利用していた介護派遣の会社の広告を見つけました。
WordPressでサイトを開設して、はてなブログで書いていた介護系の記事を移行して始めたのが「介護士働き方コム」です。

サイトの運営方針やコンセプトを教えていただけますか?

「介護職の魅力を伝えたい」という気持ちや「介護職の人が働きやすい環境をつくりたい」という使命感が運営の軸にあります。実際に介護士として働いているので、自分と同じ悩みを持っている人と苦しいことや大変なことなどを共有して、解決につなげられる情報を発信したいと思っていますね。

介護の仕事にそこまで思い入れを持てる理由は何でしょう?

僕は高校生のときに母親を亡くしていて、そのときに祖母が世話をしてくれたこともあって、お年寄りに対する思い入れが人一倍あるんですよ。それに仕事中のケアに対してお年寄りからありがとうと言ってもらえるとうれしいですし、僕らのサポートでお年寄りが笑顔で過ごしてくれていると実感すると、介護職って楽しいんですよね。介護職に誇りを持っているので魅力を伝えていきたいと思っています。
ただ、介護職は人手不足で極端に休みが少なかったり、収入が低かったりして現状に不安を感じている人が多いんです。僕も悩んでいた一人だからこそ、ブログで介護職の方が、今より良い環境で働いてもらえるような情報を提供していきたいと考えました。
また、介護士本人だけでなく、介護をしていない人にも現場の現実を知ってもらいたい気持ちもあります。介護はみんなに共通する人生の課題なので、介護職以外の方が見ても業界に興味を持ってくれるような内容を意識して記事を執筆しています。

具体的にはどのような情報を扱っているのでしょう?

介護士の転職や働き方、副業をテーマに記事を書いています。サイトでは、僕の働き方でもある介護派遣をメインで紹介しています。「シフト制なので時間の指定がしやすい」「いろいろな施設で働けて、自分が働きやすい職場を見つけられる」「時給が高い」などのメリットが多いので、介護士の悩み解決につながると思ってるので。

メディアとしての主張や方針が明確ですね。サイト開設当初は、介護士の収入面の不安から収益化も狙っていたと思います。現在、メディアの収益はどれくらい重視していらっしゃいますか?

「介護業界のためになる情報を発信したい使命感」と「収益化」の比重は、50%くらいずつですね。使命感を達成するためにはまずマネタイズがしっかりできていないと運営できません。お金を稼ぐことで情報を発信する責任感が生まれ、コンテンツの質の担保につながるので、そういった意味では両方ないがしろにできないなと思っています。

地方出身介護士ブロガーの独自ポジションでファン獲得へ

 

サイトを運営するうえで意識していることなどがあれば教えてください。

他の人と同じことをしないことですね。そもそも、僕のように地方に住んでいる派遣介護士兼ブロガーという存在は珍しいと思います。存在の独自性に加えて、自分にしか書けないコンテンツを発信していくことで、読者や固定ファンの獲得につなげられると思っています。

「自分にしか書けないコンテンツ」を書く上で、深井さんが意識していることは何でしょう?

介護始めたてや介護に興味のある未経験の人、ひいては介護に興味のない方にも読んでもらえるよう、やさしい言葉で書いています。記事のトーンも、ただ情報を発信するのではなく、介護士になってつらかったことを愚痴に近いかたちで発信することで親しみを持ってもらうことも意識していることのひとつですね。
介護の制度やこの書き方が高じてか、介護未経験から介護職に就く人も多くて、収益の半分を占めているんですよ。介護職の方に向けて難しい言葉や専門用語を使った他の介護ブログとは、必然的に差別化ができていると思います。

「わかりやすく、親しみやすい」といったことが深井さんのオリジナリティといえるかもしれませんね。記事個別のテーマについてはどのように選んでいますか?

具体的には、読者である介護職従事者に現場で悩みをヒアリングしたり、SNSで「介護職」などと検索したりして、ユーザーが共感できて、情報の需要が高そうな内容を考えて選んでいます。
上京して介護派遣の職に就いた理由の一つに、都心の介護職の現状を知りたいと思ったことがあります。施設の設備や働き方を“取材”することによって、現場にいる自分にしか書けない記事を書くことを意識してますね。もちろん、取材した内容は個人が特定されないように配慮しています。
僕は、ブログへの集客において指名検索での流入を重視していることもあって、人間性が出る記事を意識しています。「この人が書く記事だから読みたい」と思ってもらえることが大事ですね。
一方でキーワードありきで取材することはありません。ニーズはキーワードツールに反映されないことも多いんですよね。実際に自分が書いた記事のキーワードが後からキーワードプランナーに反映されたこともありました。検索されてはいたものの、記事自体がweb上に存在しなかったんだと思います。

現場での“取材”やSNSでのリサーチで、書くべきことは豊富に集まりそうですね。テーマの優先順位はどのように決めているのでしょう?

Twitterで自分が感じたことを呟いて、RT数やいいね数を見て、反応の良いものから順に出すようにしています。
自分が書きたいものを書くようにしていますね。感覚的にはブログを書くときの“ネタ帳”です。
ツイートを掘り下げるように書いて「このツイートの内容について詳しく書いてみました」と書くと、SNSからリンクに飛んで記事を読んでくれる人も増えます。SNSから来る人は2割くらいで、記事を毎回読んでくれる方などコアなリピーターが多い印象です。

twitterの投稿をもとに執筆した記事

Twitterの投稿をもとに執筆した記事
引用:介護士働き方コム

 

積極的な営業活動で信頼度と認知度の向上を狙う

 

サイト運営やTwitterの活用のほかに情報を発信する上で意識されていることはありますか?

記事を書く以外では、積極的にほかのメディアへ露出するようにしています。自分のサイトやTwitterで情報発信するだけではなく、他媒体で紹介してもらうことで僕自身に対する信頼度や認知度が高まると考えているんです。
そのきっかけとなったのが、朝日新聞社のwebメディアに掲載された僕のインタビューでした。このインタビューの後から、地元・島根を含むwebメディアからのインタビュー依頼や書籍出版のお話をいただき、メディア露出の影響の大きさを実感しました。

他媒体への出演は、依頼を受ける場合が多いのでしょうか?

依頼もありますが、いまではセルフブランディングのために自分でメディアや企業に営業するようになりました。全国紙の取材実績などを添えたメールを企業に送ったり、「ブログに掲載してほしい」という方に会いに行ったり。最近では、営業が実ってインタビューだけでなく、介護用品の商品・アプリの紹介依頼、セミナーへの登壇などのお仕事もいただくようになりました。

自分のサイト以外で露出の場を増やすことは、固定ファン獲得につながります。その支持がサイトのページビュー(PV)数に直結するので、検索エンジンのアップデートに集客の増減の影響を受けにくいメリットも生まれます。

多角的にメディアを運営した効果を実感できた出来事があれば教えていただきたいです。

サイトの問い合わせフォームに実際のユーザーの声が届くようになりました。「たんたんさんの記事を読んで派遣会社に登録して半年働いてみましたが待遇が良くなりました」などお礼を言ってもらうことも増えました。現場で働く方の力になれるのは、本当にうれしいです。
ほかは、朝日新聞の全国版紙面で紹介されてからは、直接コミュニケーションをとる周囲の人からの信頼度が上がったように思います。それまでは派遣をあえてやっている時点で変な人に思われるのに、副業でブログまでやっているということで不審に思う人も多かったんですけど、メディア露出で評価が変わりましたね。派遣先の施設の方にまで知られていたときは照れましたが、活動がしやすくなってありがたいです。
収益面でもプラスに働きました。通常は30万~80万円を行ったり来たりしていて、今までのピークは月額100万円くらいだったのに対し、新聞記事がYahoo!ニュースで取り上げられた後は160万円くらいまで売り上げが上がりました。

深井さんのように独自のポジションを確立してサイト運営を行うことは難しいかもしれませんが、初心者がまず取り組める内容あればアドバイスをお願いします。

初心者の方にまず大切にしてほしいのは、ジャンル選びですね。自分の仕事や趣味など、身近に情報がたくさんあるジャンルを選んで、わかりやすくかみ砕いて解説することをおすすめします。僕は、ブログはあくまで副業ととらえているので、本業との親和性が高いジャンルを選ぶと、思い入れが生まれて良い記事を書きたいというモチベーションになると思っています。記事の書き方や広告の勉強は、ジャンルを決めてからでも間に合うと思います。

もちろん、サイトをたくさん作って失敗から学びを得ていくスタイルもあると思うのですが、副業でメディアを運営するなら時間を無駄にできないので、ジャンル選びを慎重にしてほしいですね。